「世界のジョーク集 傑作選」 早坂 隆 2011年 中央公論ラクレ
傑作選、ならば笑わして貰いましょう!と手に取りましたが、これが意外にブラックなものが多くて、素直に笑えないものも。 以下は、特に印象に残った部分を引用しました。
ジョージ・W・ブッシュは演説でイラクを非難して言った。
「無能で傲慢な指導者のために経済は滞り、街は失業者で溢れている。国際社会と協調することもなく、周辺諸国に脅威を与えている!こんなに恥ずかしい国は他にない!」
演説を聞いていた人たちは、なぜ彼が米国の批判をするのか理解できなかった。
海水浴場で、何も知らない娘が父に聞いた。
「あの男たちの股間にあるものは何?」「あれは笛をいれているんだよ」
数週間後。「パパ嘘つき!音なんて鳴らなかったよ!」
「今夜は彼氏と3回はしたいわ」
「私は100回はしてもらうわ」
「一晩に100回できる男性はいないわよ」
「あら!誰が一人とっていったかしら」
食人種の村を訪れた人類学者。「そんなに大量の人肉をどうやって食べるんですか?」「米国人はそんなに野蛮なことはしません」。村人たちは驚いた。「食べもしない敵を殺すなんて、米国人はなんて野蛮な人種だろう」。
デブ女が言った。
「私、ダイエットで乗馬を始めたのよ」
「それで効果は?」
「10キロほど減ったわよ」
「凄いじゃない!そんなに痩せたの!」
「そうなの。馬がね」
1950〜60年代、日本の実質国民総所得は20年あまりで約10倍にまで成長した。人類史上このような例は他にない。1970年代には「ジャパンアズNo1」と言わしめるまでになった。
本田技研工業が開発した「ASIMO」。ローマ教皇に人間型ロボットを造ることについての意見を問い、承認を得た。完成後は、ニューヨーク証券取引所の始業ベルを鳴らしたり、ヨーロッパのドラマに出演した。
「曲がったキュウリが捨てられている」という話題は、「人事がたき日本」を笑うネタになっている。
ポーランドの代表が宇宙開発計画を発表した。
「私たちは太陽に人間を送り込みたいと思っています」。
「熱すぎて近づけないと思うがね」
「大丈夫です。夜に着陸しますから」
2004年、イラク・サマワに日本の自衛隊が駐留した。懸命の復興活動にもかかわらず、日本への不満が増大した。日本に対する過剰な期待の裏返しだった。
日本は明治維新の時点で、成人男性の40%、女性の25%が寺子屋や石門心学塾などの教育機関に通った経験があった。イギリスでは、教育機関に通った人の割合は、男性で25%、女性を教える学校は無かった。
キリスト教における労働とは、アダムとイブが禁断の林檎を食べた罪によって、神から与えられた罰である。
健康志向の強い欧米では、日本食は日常生活の中に溶け込んでいる。
米国人が日本人に言った。「鯨を食べることは認められない」。「なぜですか?」「鯨は高い知能を持ち、豊かな感情を持つ。そんな高等な生物を食べることは許されない!」「なるほど。では、これからは米国人を食べることにしよう」。
海外で売られている日本の旅行ガイドの表紙は、だいたい富士山と祇園の芸妓さんが載っている。
鈴木大拙は、禅を欧米社会に広めた。なので、禅分化は日本のものとして受け止められている。
現在では、海外の書店に「Manga」コーナーが普通に設けられるようになった。
各国の政治家が集まって「どうしたら日本を怒らせることができるか」について話し合った。
中国「日本の領海を侵犯したが、日本は攻撃してこなかった」。
韓国「我が国は竹島を占領した。それでも日本は攻撃してこない」。
北朝鮮「日本を核攻撃しましょう。そうすればさすがの日本も怒るでしょう」。
米国「無駄だね。それ、もうやった」。
イビチャ・オシムは、日本代表監督に就任した際、「日本代表チームを『日本化』させる」と語った。日本人の長所「俊敏性、組織力、的確さ」を伸ばしていくことが、チームを強くするための最良の方法だと考えた。
