イメージして下さい。紙おむつが店頭に並んでいます。乳幼児を2人連れたお母さんが、大陳されている紙おむつのパケージを手にとって見ますが買わずに帰ります。
チャリで子供を二人連れたお母さんが、特売していたとしても紙おむつは買って帰れません。マーケッターなら誰でも解る事ですよネ!!!
でもそれが解らないマーケティングをしている会社があるのです。しかもその会社はかつてはエクセレントカンパニーと言われた程の会社です。しかも、外資系の競合会社に数か月でシェアを逆転されて凋落してしまいました。
外資系の会社は、勿論、「重量嵩物に衝動買い無し」なんてスーパーマーケットが始まって以来の古典的な原則は勿論知っているし、紙おむつを車で買いに来る時期も知っています。だから、無駄なチラシを打ったり、無駄な特売をすることはありません。ID−POSをキチンと分析して、利益をもたらしてくれる顧客層がどのような購買の間隔(ターム)と価格、数量になっているのかを精緻に分析しています。
日本のかつてのエクセレントカンパニーはID−POS分析すらまともにできません。これでは勝負になりません。赤子の手を捻る様に勝負がついてしまいます。
また、外資系の仕事です。そう、日本の溜息が出るほど低いマーケティング能力を、ボコボコにする仕事です。とっても簡単です。大した抵抗もないでしょう。抵抗するだけの知恵が無いからです。
でもツクヅク思います。
日本のメーカーの仕事がしたいです。
外資を向うに回して、アメリカ資本を完膚なきまで打ちのめすマーケティングを思う存分やりたい!!!