あの子はまた指名してくれるかな?そして、どんな子供との出会いがあるんだろう?
新たな気持ちで一生懸命努めます。高学力の子供を教えるのはとても簡単だけれど、低学力の子供の学習支援は大変です。こちらが、根本から理解していないと通用しません。
例えば、数値という概念。「草原にキリンさんがレイ頭いる、とは言わないよね」「そんな不自然なことは言わないよね」「だからレイは「不自然数」、「自然数」じゃないんだ」。「草原にキリンさんがマイナス3頭いる、なんて言わないよね」「不自然どころか、あり得ないよね!」「じゃあ、何でマイナスって数があると思う?」
私の数学は「直感主義」。0(レイ)を数値とは認めません。限りなくレイに近いゼロは、「可能無限」の範囲で認めます。古代中国の一部では、レイ(絶対0)とゼロ(極限0)を区別していました。
コンピュータの数学は、直感主義の数学。例えば、πは無限小数。つまり「数値として確定しない」。だから「数値」ではありません!計算概念として扱います。コンプータも、ある桁の範囲で確定していないものは数値として扱えません。
私は、大学で数学を履修していません(文系なので)。独学でマイナーな「直感主義数学」を「誰にも邪魔されずに」マスターしました。お陰で、人工知能への数学アプローチがいとも簡単にできました。大学で主流派の形式主義数学を学んだ人たちが四苦八苦しているのを尻目に。
そして、今は低学力の子供たちと、彼らの「根本の疑問」を出発点として、「解った気になっている≡何も解っていない」高学力の子供たちとは全く次元の違う世界、「本当に解る」世界を一緒に歩んでいます。根本の疑問を持っている子供たち≡本当を理解する機会を持つ子供たちと一緒に。
実は私も小学校1年生の時は「オール1」でした。学校の先生の教える「出鱈目」が理解できなかったからです。もし、分ったような気になっていたら、一生「何も解らない」人生を送っていたでしょう。
だから、学校で「ついていけない」≡「本当を解ろうとする」子供たちと「ホンモノの知」を共有できる幸せを嚙みしめています。