今日、出勤しようと駅に行ったら、西武池袋線が人身事故で止まっていました。

え〜!行けないじゃん、と困っていたら、場内アナウンスで「間もなく復旧」とのこと。早い!噂では「西武線は止まらない、止まっても復旧が早い」と聞いてはいましたが、これ程とは知りませんでした。

それでいて大きな事故の話も記憶にありませんので、緊急時対応の手順が確立し、訓練が行き届いているということなのでしょう。ちょっと嬉しですね。お陰で(時間のゆとりをみて早めに家を出ているので)遅刻することもなく、余裕で会社に着くことができました。

西武(国土)のイメージって、それほど良くは無かったのですが、すっかり見直してしまいました。「本業のオペレーションの精度が高い」は、何よりも立派なことです。最も大切な会社の品質に、信用がおけるのですから。JALなどの航空会社や電力会社は、西武に近いのですから、お教えを乞うたらいいのではないでしょうか。

*長野オリンピックの時の、商売優先の方針が、オリンピックを食い物にしていて、好きにはなれませんでした。まあそれも、商売人根性としては「立派」というべきなのでしょう。


今日の噺:「三年目」
回復の見込のない病に伏せた妻が亭主に「かわいい後妻をもらうと思うと死ぬに死ねない」と言う。亭主は「後妻をもらったら婚礼の晩に幽霊になって出て来ればいい」と言う。妻が死んで初めは断っていた亭主も遂に後妻をもらう。だが幽霊は出てこない。三年目に先妻が出てくる。三年も経てば迷惑なだけだ。先妻は、葬儀のときに頭を剃られて「坊主頭で出て行くと嫌われるといけませんので、髪が伸びるのを待っていました」。
出所:「古典落語100席」 立川 志の輔 1997年 PHP文庫