先日も、生禿の住む団地のベランダからの風景をご覧にいれましたが、この団地は森の中にある大団地です。

何と言っても、管理費用の殆どが植栽(団地丘陵の森林の木や草花の手入れ)に費やされるという飛んでもない、いえいえ、むしろ、ぶっ飛んだトトロの森団地です。

この団地で凄いと思うのは、やっぱり敷地の管理です。昨日の雪の時も、凍結した坂道をオッカナビックリ登ることを覚悟してたのですが、キレイに雪掻きされているではありませんか!管理人さんが中心になって住民も協力したのではないかと推測されますが、高級マンションではこうはいきませんよね。

大団地の利点として、「管理がしっかりしている」がありますが、この団地もそれは当てはまります。年寄りには嬉しい特性です。しかも、安い!(じゃなければ、築30年は買いません)。この団地が、お金の無い若い家族と、昔から住んでいる年寄りの混合になっている理由が解りますね。

近所の小中学校は賑わっているし、進学塾も繁盛しています。そして、団地丘陵の公園は子供たちの元気な声が響き、その公園にも伸びている団地丘陵を巡るいくつもの散策路には年寄り夫婦が散歩している。

これが、この貧乏大団地の豊かな日常です。朝、集団登校する小学生に「おはよう」と声を掛けると「おはよう御座います」と元気な返事が返ってくる。老後を静かにこの団地と共に朽ち果てていく。佳き事哉。