「カメラ常識のウソ・マコト」 千葉憲昭 2004年 ブルーバックス

デジカメの基本を勉強しようと読んでみました。


ホワイトバランス調整は。「感光した色成分を分析して、三原色の明るさの平均がなるべく白に近くなるように自動補正する。この機能は、DPE店で使用される銀塩プリントと同様の考え方に基づくものです」。例えば、夕陽の赤さを撮りたい時は、「6500Kあたりの高い色温度に設定する」。そうだ!色温度の調整が出来るんでした。夕陽や、日陰の写真を撮る時には、色温度の設定を考えてみることにしましょう。

画素数については、「画素数を大きくすると1画素あたりに照射される光量が減る」「感度を上げるとノイズが増えるので、むやみに画素数を増やすわけにもいかない」。成程。考えてみればそうですよね。

露出設定では、「広範囲に写る雪を白くする」には、「通常+2の補正を必要とする」し、女性を写すときは、「コントラストを強くするとシワが目立つので、ライティングを工夫したり、露出をプラス補正して白っぽくするして、コントラストを弱くする」という普通のアドバイスです。カメラの機構の説明はキチンとしていますが、結果としての撮影のアドバイスは基本を思い出させてくれる程度のものです。それでも、漫然とシャッターを押しているだけの生禿にとっては良い指摘にはなっていますが…。

よく利用される構図は、3分割。2対1の面積比や、三分割線上に被写体の中心を置くなどです。ふむふむ…、ですが、結局「最初に、手前に写った大きなモノに目が行くので、そこにピントを合わせる」で、お終い。やっぱり、著者はカメラマンではありません。


それはそうと、今日は生禿が担当するクラスの試験の日です。受講している学生達が、良い成績を上げてくれると嬉しいのですが・・・。