先日、文化庁の「世界遺産シンポジウム − 世界遺産の未来」という講演会に行ってきました。
世界遺産条約が制定された背景を実感をもって理解することができました。「顕著な普遍的な価値を持つ」『世界が共有すべき遺産』を定め、世界が協力して保全するのです。発展途上国には、それらの遺産を守る資金も技術もありません。だから世界が協力して守る、ということです。
世界遺産の、観光促進目的の経済的圧力が大きくなっているようです。しかし、やらなければならないのは危機に瀕している遺産を守ることです。
世界遺産を守っていく為には、地元の人々の参画が必要です。現地の人々の同意を取りつけ、現地に遺産を保全する役割を担う人材を育成するのです。例えば、アンコールワットはポルポト政権時代の知識人虐殺によって、文化遺産を守る技術を持った人々が死に絶えました。遺産を守る人材の育成も大切な成果です。そして、彼らが、自国の歴史に誇りを持てるようになったことが、味来への希望です。
エジプトのアメンホップ三世墓の壁画の一部がフランス軍に強奪されてルーブル博物館にあるそうです。さすがに強盗博物館の名を欲しいままにした世界一の盗品陳列所です。世界遺産の保全のためには、返還を求めるべきでしょう。ですが、睾丸鞭なフランス軍がそれを受け入れる筈はないので・・・、フランスの閣僚を何人か殺してから大統領を脅すとか、そういう工夫が必要になるでしょうネ。世界遺産を守るということは政治でもあるのです。
バーミヤンの大仏については、以前にも書きました。仏教遺跡を守る為には、現地のイスラム教徒の理解が必要です。世界遺産に指定されることで、バーミヤンの人々が理解する機会が与えられました。もう一つの課題は、西大仏の足がドイツ隊によって不適切な修復されたことです。仏教文化への理解、歴史科学の追及、歴史遺物の修復技術。全ての点において、稚拙さが指摘されます。ドイツともあろうものが・・・、どうしたんでしょう。『歴史に対する誠実さ』ということの難しさが示されています。
日本の文化遺産の保護活動は、ヨーロッパ人の上から目線のそれと比べて、現地の人々を対等な人間として扱うという点でも高く評価されていると言います。それが本当だとしたら嬉しいことですね。
世界遺産条約が制定された背景を実感をもって理解することができました。「顕著な普遍的な価値を持つ」『世界が共有すべき遺産』を定め、世界が協力して保全するのです。発展途上国には、それらの遺産を守る資金も技術もありません。だから世界が協力して守る、ということです。
世界遺産の、観光促進目的の経済的圧力が大きくなっているようです。しかし、やらなければならないのは危機に瀕している遺産を守ることです。
世界遺産を守っていく為には、地元の人々の参画が必要です。現地の人々の同意を取りつけ、現地に遺産を保全する役割を担う人材を育成するのです。例えば、アンコールワットはポルポト政権時代の知識人虐殺によって、文化遺産を守る技術を持った人々が死に絶えました。遺産を守る人材の育成も大切な成果です。そして、彼らが、自国の歴史に誇りを持てるようになったことが、味来への希望です。
エジプトのアメンホップ三世墓の壁画の一部がフランス軍に強奪されてルーブル博物館にあるそうです。さすがに強盗博物館の名を欲しいままにした世界一の盗品陳列所です。世界遺産の保全のためには、返還を求めるべきでしょう。ですが、睾丸鞭なフランス軍がそれを受け入れる筈はないので・・・、フランスの閣僚を何人か殺してから大統領を脅すとか、そういう工夫が必要になるでしょうネ。世界遺産を守るということは政治でもあるのです。
バーミヤンの大仏については、以前にも書きました。仏教遺跡を守る為には、現地のイスラム教徒の理解が必要です。世界遺産に指定されることで、バーミヤンの人々が理解する機会が与えられました。もう一つの課題は、西大仏の足がドイツ隊によって不適切な修復されたことです。仏教文化への理解、歴史科学の追及、歴史遺物の修復技術。全ての点において、稚拙さが指摘されます。ドイツともあろうものが・・・、どうしたんでしょう。『歴史に対する誠実さ』ということの難しさが示されています。
日本の文化遺産の保護活動は、ヨーロッパ人の上から目線のそれと比べて、現地の人々を対等な人間として扱うという点でも高く評価されていると言います。それが本当だとしたら嬉しいことですね。