蓮の実にとんぼが止まり目を回す
− 如雨露(じょうろ)の口は「蓮口(はすくち)」と呼ぶそうです。蓮根(れんこん)の切り口から由来しているのでしょうか。蓮根は蓮の根です。蓮の実の付く部分もシャワーヘッドですよね。根か?実か?根実実に水か?複眼のトンボには、根から実まで貫く深い穴は、もうたくさんのズブズブなんでしょうね。
トンボ来て紅を吹き出す蓮の花
− 蓮のシャワーヘッドから幻想の色(の花弁)が噴出しますって、心算なんですが…表現できません。やっぱり生禿には、俳句は無理か? ← 川柳も無理じゃねえ!
縞々の馬に見とれて禿毛(はげ)が立つ
− 禿げた毛が立つというのは可笑しいかも知れませんが、シマウマの美しさは、禿毛を立たせるのに充分だと思うのです…というのは後付け。シマウマを見てモヒカン族のように雄々しく立ったのです。理屈じゃなく。
ぬぐえない 埴輪の椅子に皇の尻
− 皇(おう)の尻は拭えません…汚すぎて?
神将が顔見せ終えて寺ごもり
− 東博に展示されていた曹源寺の十二神将がお寺に戻りました。今頃は、もう、暗がりでもぞもぞしてるんです。12人も…。
東博で屏風に上手に絵を描いた
− 東京国立博物館の「屏風と遊ぶ」展示が面白い。複製の屏風と壁をスクリーンにして絵が動きます。