さて、いよいよ胸形です。「宗像」はもともとは「胸形」。海女さんの「おっぱい」なんです。ここをお参りしいないのは、生禿一生の不覚なのです。江ノ島の三神は、弁天様と混合し、江戸時代には「おまんこ様」と呼ばれて愛されました(女郎宿があったからでもありますが)。海は女神でなければ逝けません。海の神でも住吉や安曇が、男っぽい印象を後世に残しますが、「胸形」は、どこまでもおっぱいであり続けました。素晴らしい!(^O^)! ところで … この日は、大雨・洪水・土砂崩れ警報が出て、一日中の土砂降り。滅多にない、土砂降り写真をお楽しみ下さい。

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 参門を入って池 … 、激しい雨の中、よく見ると蒼鷺くんが悄然と固まっています。実際に滅多に動きませんでした ← 最初は置物かと思いました。

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 巫女さんも大きな傘をさし、手水舎はコロナヒステリーで杓は無し。ここまで来たら、袴を持ち上げてお尻を出している姿なんて見たかったな〜 ?(^▽^)?

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 銅製の狛犬さん。女神を護るって感じが出ているような?舌をハッキリ出して、舐めまわすぞ!という心意気が伝わってきます。

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 拝殿も土砂降り。写真で、ここまで雨粒が見えるって凄くない!?

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 二の宮、三の宮もご覧のとおり、ぐっしょり濡れてます ← 滴り落ちてるなんてもんじゃありません。本殿を参拝する人も疎らでしたが、ここに来る人はもっと疎ら。ソーシャルディスタンスなんて … 。ものすごい湿気でマスクを外さないと窒息しそうでした。

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 激しい雨の中。旅行用の靴の底が磨り減ってしまって、石段はツルツル滑る。昨日の歩きで足は痛い。女房の手を取ってゆっくり登って逝きます。

20200728X2s262高宮祭場 20200728X2s272
 古代祭祀を伝える高宮祭場。この雰囲気を呼吸しないで帰ったら胸形神社を訪れた意味がありません。

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 おっぱいが飛び交った祭場を女房がしっかり見届けています。美しい !(^O^)!

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 足元が危ない女房が、豪雨の中、この恐ろしい階段を降ります。この旅行で最も冷や汗をかいた場所でした。

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 フェリーまでのバスの時間が合わない! そこでタクシーの運転手さんに教わった和食の店で食事。この旅行で一番美味しかったのが、このあら煮。女房が茶碗蒸しのきめ細かさや、ミニトマトを湯むきする丁寧な作りに感動してました。

 タクシー会社の系列らしいのですが、お薦めしてもらって良かった。運転手さんが、心配そうに「どうでした」と聞くので「とても美味しかったです」と答えると、とても嬉しそうでした。旅ってこれです。現地の人たちのおもてなしの温かさが嬉しいですネ。博多っ子ってヨカバイ!

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 霞むほどの雨の中を大島に向かって出航です。女房が買ってくれた薄〜いレインコート。暑くて蒸して気持ち悪いのですが、大きな傘をさしていても、着ないとパンツまで濡れそうでした。ここまで来ると、逆に「矢でも鉄砲でも」状態。気持ちが良い!?

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 大島の中津宮。なんでもここが日本国での七夕祭りの発祥の地とか。かつての大陸との交流の拠点。様々な文物が中国などから伝わってきた場所です。

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 沖津宮へ向かう山道で見つけた蝶。激しい雨の中を蝶が舞う姿は、幻想というより、妖しい感じでもありました。

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 遥かに禁制の島を臨み拝む場所なのですが、全く見えず。雨にけむる海がべと〜と拡がっているだけです。

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 沖津宮の前に咲くはまゆうが、女房に大丈夫?と話しかけます。「昨日よりゆっくり動けるから大丈夫」と女房。痛い足、滑る靴。でもゆっくりと胸形の祈りの残像を踏みしめていました。感じるところが多かった胸形 ← ツンと尖っちゃうとかじゃなくて ?(^▽^)?

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 帰りに気づいたのですが、こんなこのが。場違いもいいところなのですが … 消防署なので許すことにします ?(^▽^)?

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 どこまでも雨にくもる海を渡って博多に戻ります。風が激しくない限り、どんな大雨でも船は出ます。

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 博多で食事。今回の旅行は食べ物についていないので、安全策で阪急の上のレストラン街を選択。おいしい黒豚でしたが … 、良しとしましょう。

 続きはまた来週。