明日香のお寺を見て回ります。

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 飛鳥寺。女房は高校生の頃にここのお庭でお弁当を食べた記憶があるとか。高校の団体で食べるような広さはないと思うのだけれど … 本人も不思議がってました。

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 日本最古の飛鳥大仏。教科書では見たことがあります。実物のほうが断然に趣があるお顔です。見て良かった!

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 女房が瓦をしげしげと見ています。いま発掘しているものの参考になるところがあるようです。

20230319Ps482勢至菩薩
 勢至菩薩。藤原時代の作だそうです。よく残ってますね。

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 この鐘を撞こうとしたら、女房に止められました。「やたらに撞くもんじゃない」って。残念!

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 蘇我入鹿の首塚があるというので出てみると、菜の花が咲いていました。

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 蘇我入鹿といい聖徳太子といい、祟神系のお寺。古の地にはそういう寺社が多いけれど … それにしても奈良は祟神が満載です。

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 聖徳太子誕生の地に建てられたという橘寺。狛犬さんがフツーです。

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 太子の愛馬と追われる「黒の駒」。後でとってつけたものなんでしょうが、こういう“捏造”が「歴史」ってものなんだと実感させられますよね。

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 阿弥陀如来は普通だけれど、隣の役人像が不思議。パンフレットによれば、田道間守という人物で、黒砂糖を中国から持ち帰ったとか。菓子屋に橘家が多いのはそのためということでした。

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 顔が平たくて長い、ちょっと不気味な像。調べてみればおもしろい発見がありそうだけれど、古いものに関しては伝説ばかりで、結局何も解らない。そこで妄想が満載ってなって、御用学者の珍説が教科書に載ってお終い、なのがフツーのことなので何も調べずにフ〜ンでお終いが健康な考え方なんでしょう。

20230319Ps550二面石
 これも尤もらしい解説がなされている、二面石。本当はなんなのだろう?ただ単に面白いからここに誰かが置いちゃった、だけなんですよきッと。

 橘寺で強く印象に残ったのが如意輪観音。後世の如意輪さんと違って、色っぽくはないけれど、まろややかに美しい。柔らかい像に見とれてしまいました。

20230319Ps565吉野川分水
 吉野川分水。桜はまだでした。

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 中大兄皇子が建てたとされる川原寺。川原宮の跡に営まれたそうです。そして、その跡に建てられた弘福(ぐふく)寺です。

 本尊は十一面で小さいけれど整った像。どのお寺でもそうだけれど、写真が撮れなくて残念でした。

20230319Ps575めのう礎石
 めのう礎石。大昔の中金堂跡礎石だそうです。

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 「幻桜の夜」は、竹に桜などを刻んで漏れる光を楽しむお祭り。準備の真っ最中でした。

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 夕食は東京に戻ってから。池袋でローストビーフ丼を頂きました。歩きくたびれたけれど、面白い旅でした。