標準化すべきこと/標準化すべきでないこと、について考えてみましょう。

今の時代に言えることは、標準化すべきなのは「型」だけ、「身」は「現場で入れる」ということです。

 

「型」を統一することで作業面の能率化が図れます。中身は結果が出るように、結果を出す現場で作り込むので効果があります。

「現場抜き」では効率が見えません。効果は結果の出る現場でしか見えないからです。現場の人が考え方をゼロから考えるのは辛いので「型」が役に立ちます。

「型」はあくまでも形式です。どんな中身でも入れられるように作ります。とは言え、入れ物が入れる中身を決めることもあります。ですから「型(式)」は、考え抜いて作らなければなりません。

現場の人は「考える」のではなく、現場で「感じて」「考えた」ことを「型」に合わせて引き出す/盛り込むのです。現場の人々にとっては、真っ白な回答用紙よりも。回答欄が用意されている方が書きやすいものです。「型」を用意するもう一つの意義がここにあります。