生禿が今住んでいる地域は、さいまた市の中でも数少ない小学校児童数が増加している地域です。3世代住宅が多く、一世代前からここに住んでいる家族が大半を占める。だから地域は落ち着いていて、かつ活性度も高い。年寄も子供も元気だ。学区の水準も高いし、娘たちが通っていた埼玉県で唯一の私立小学校も歩ける距離にあることもあり、文京地区浦和区に中でも屈指の人気の地域なのは頷けますよね。

さてこの地域は、商売もし易いのです。例えば、某大手CATV会社が地元の何人かのツテを頼って地デジをきっかけに営業をかけると、文字通り軒並み契約が取れる。我が家も仕方なく契約した。その理由は・・・隣近所の奥さんたちが、同じCATVの人気番組を見ているので「話題についていけない」からである。この会社、フレッツ光などより料金は高い。でも軒並み契約が取れる。回線サービスで「軒並み契約」の収益性は高い。

隣三軒両隣の地縁が残る温かいご近所付合いの功罪相半ばするところだが、年寄には暮らしやすい環境であることは確かだろう。それなりの資産があるので、年寄が「デカイ顔」をしていられるし、近所の元気な年寄との協力関係も強い。年寄を大切にする孫たちも沢山居て、街に活気があるし、心強い。爺婆理想の街だ。

ここでぬくぬくと暮らしたい。ずっとそう思っていました。でも、そう思わなくなった。ここには、挑戦が無い。自らの困難(御大層なものではないが)乗り越えて、暮らしの楽しみを探し、暮らしを作っていく創造性が欠如している。そう、生禿的では無いのだ。

新しいチャリと天幕を買う。昼はペダルを回して気に入った場所を探し、天幕の中で読書に耽り、星空の下で寝る(寝袋は娘のを借りよう)。そういう暮らしをイメージしています。