「広告の基本」 清水公一 1998年 日経文庫

 大学院の先輩の書いた本です。学生時代から生禿は“消費者とのCO-OP”を目指してきました。当時の清水氏は、それが何を意味するかは解らない様子でした。しかし、時が過ぎ、多くの論者が消費者参加型のマーケティングを論じるようになって、“COマーケティング(共生のマーケティング)”を標榜するようになりました。

 時代がやっと生禿に追いついてきました。ですが、ぞれは実現されていません。生禿は、これから夢に挑戦します!(^^)!


 「IMC(統合マーケティング・コミュニケーション)・プラニングモデルでは、1)消費者のデータベース作成から始まります。2)セグメンテーション計画では消費者をロイヤリティの有無などで区分します。3)メッセージをお客様に伝達する時期・場所・状況を決定します(コンタクト・マネジメント)。4)コミュニケーション目標を立てます。5)ブランド・ネットワークを作ります。6)マーケティング目標を決定します。7)マーケティング・ツールをコーディネイトします」。

 「銘柄資産は、1980年に、イギリスでブランドが無形資産として勘定科目に記載されたことに始まります」。

 広告媒体は、1)マス媒体、2)場所媒体(購買時点を含む)、3)直接媒体、4)配布媒体、に分けられます。媒体構成は、「日本は、テレビが多い」「アメリカは、新聞とテレビが並んでいる」「ヨーロッパは、印刷媒体が多い」。

 日本のシングルデータソースには、ビデオリサーチのACRや、インテージンのi-SSPがあります。

 プロモーションは「ラテン語で、前に動かす」、コミュニケーションは「ラテン語で、意味を共有する」を意味します。