UPするのを忘れてましたが、気になるニュースがありました。以下は、要約です。

医療に生かすビッグデータ
自治医大学長 永井良三郎
読売新聞 2018年10月03日


 薬の重い副作用は0.1%の発生率でも重大だ。数十万の単位を集めて初めて見えてくる。日本製の糖尿病治療薬に膀胱癌の副作用が多いと、欧州から指摘されてことがある。相手から数百万例ものデータを分析するとこうだと言われた時に、ビッグデータを持っていないと反論できない。結局、高額な和解金を払った。

 電子カルテは、メーカーごとにばらばらで互換性が無い。同じメーカーの製品でも、病院によってデータの形式が違う。電子カルテを担当する官庁もはっきりしない。政治主導でやらないといつまでもばらばらだろう。

 日本は心臓ペースメーカーを作ることができない。リスクを避けているうちにこうなった。ビッグデータでも同様のことが起きないか心配だ。