日が昇ったら奈良公園を散歩するのが、奈良通の女房の習慣。勿論、生禿もお手々絆いで一緒です。
まずは東大寺の山道へ。幼稚園は檀家のいない（お墓の無い）東大寺の貴重な収入源です。補助金が当てにならなくなり、東大寺の台所も苦しいようです。
戒壇院が開き、千手観音が公開されているというお知らせの立て看板がありました。女房は飛び上がって喜んで、予定変更。朝ご飯を食べてから、再び来ることにしました。
いつものお散歩コースの二月堂へ。この日は女房も経験したことのないような濃霧（電車がこの濃霧で遅れたほどです）。ちょっと離れると、愛しの女房の顔も霞むほどです。
お水取りで有名な二月堂。ここは２４時間いつでも社務所が開いているそうです。
山水画のような風景です。「こんな景色は見たことが無い」と女房が言うのですから、本当に珍しいのでしょう。生禿は奈良は４回目（その内、女房とが３回）。幸運なのでしょうね !(^O^)!
こんなに朝早いのに、もうお参りの方がいらっしゃいます。地元の方でしょう。観光客と一緒は嫌ですよね。
女房は恩師へのお土産。いつもの薬草（入浴剤）を買い求めます。ここでしか売っていないもので（決して霊験あらたかなんてことは無いけれど）効くような気がするから … ということでした。
閼伽水を汲む井戸のある閼伽井屋。今の天皇家の祖先が上陸した福井からここに水脈がつながっているという設定です。お伽噺ですね。
二月堂から南大門へ。紅葉が見事な奈良公園です。
大仏殿から南大門へ、全てが霞んで幻想的です。
運慶快慶の仁王様。銀杏の季節ですから … 「臭うか〜？」 ← スイマセン。
朝靄の奈良公園は白眉。なんとも凄い景色です。女房が感動してました。
目覚めた鹿さんたちももわ〜としています。実際に見たこの景色は … 溜息でした。
目の前の池の氷を蓄えるという氷室神社。祀られているのは氷室を創始し貯氷の術を育んだ神だそうです。
涎掛けの狛犬さん。古そうですね。犬に近い雰囲気です、
神殿前には氷が。貴人たちも氷を食べたのでしょうか？
宿はＮＨＫ奈良放送局の前です。奈良公園に取材に行くのには絶好の立地ですよね。
奈良はずいぶんと行ってないですね〜
テーマを持って行かないと、観光地って「あっそ」で終わるので、
行くなら見るべきテーマを探してからが良いと思います。