人間はありのままを見ているのではなく、見たいものを見ているんだ、とは認知科学の常識。とは言え、とんでもない勘違いをしていることに気づくと、がっかりしますよね。

20210425AUs001

 出勤前に、駅前で大きなノーズホールの花を見ました。ここにこんな大きなノースホールが咲いてたっけ?週に何度も通るのに始めて気がつきました。お前の目は節穴か!と自らを怒ってしまいました。

 勤務中に、雨粒が当たるような音がして振り返ると … 雨など降っておらず、窓の外は青空。音のする方を見ると、湯沸かしポットがお湯を沸かす音を立てている。

 雨が降るかも知れないという天気予報を「恐れて」いたら、ちょっと似たような音を聞いても「雨が降ってきた!」と思ってしまう。人間は見たいものを見、聞くだろものを聞くのだということは、心理学の常識。

 「科学の事実のみに基づいて判断する」と豪語している私が、このざまです。人間なんて実にいい加減な獣だとつくづく思います。ですが、こういう予断とか予見とかがあるからこそ、代打満塁サヨナラホームランが打て、ノーベル賞も取れるのです。なんて言い訳をしても、人間のいい加減さは減少しません。

 この「いい加減さ」を自覚しつつ、それを「良い加減に」活かして生きていくのが賢者の道 … な〜んてね。