長野県立博物館の「東京学藝大学スーパークーロン文化財展」。復元されたバーミヤン東大仏天井壁画に会いに行きました。我が家にとってとても縁が深い壁画です。東博で公開されてから3年が経つでしょうか。とても懐かしい再会でした。

20210502X2s041釈迦三尊像大光背
 釈迦三尊像大光背。失われた光背を推定し復元したものです。銅板と樟(くす)と金箔による復元を検証しました。

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 釈迦三尊像。このコケ脅しのキンキラ金が、当時の人々を支配しようとする下衆たち=天皇家とその仲間の意図が見え見え。これが仏像の本来の姿です。

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 釈迦三尊像大光背の裏面には文字が刻まれ、制作者と思われる人物の名前を伝えています

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 上野での展示は、お香を炊くなど「それなりの雰囲気」を演出していましたが、ここは明るく見やすい展示。壁画もしっかり見られました。

20210502X2s054高句麗古墳群
 高句麗古墳群 江西大墓。暗かったので手ブレをしてしまいました。でも逆に、古墳の中に松明を持って入っていく感じになっています?

20210502X2s056キジル石窟.JPG 20210502X2s057
 キジル石窟 航海者窟。壁画のクローンも多く手がけています。

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 敦煌莫高窟 第57窟。現在は観光客は入ることができないこの57窟。女房は研究者として特別に入りじっくり観てきたそうです。女房によると「このままだった」ということなので、クローン技術で見せることの意義は大いにあると思われます。

20210502X2s061バーミヤン遺跡
 バーミヤン遺跡-東大仏(ミニチュア)。天井壁画の写真は実物も含めてたくさん撮ってあるので撮るのは止めました。でもこの小さな磨崖仏は、上野での公開の時は無かったような … 。

20210502X2s065ペンジケント遺跡
 タジキスタン ペンジケント遺跡。女房はこの壁画の実物も見ています。

20210502X2s067サマルカンド.JPG
 ウズベキスタン サマルカンド。「人々が出会う場所」という意味のサマルカンドは、文明の十字路として古くから栄えました。サマルカンドには私も行ってみたいと思いますが … いつのことになりますやら。