女房の研究にお付合いして … というより、私自身も興味津々なのですが、諏訪神社を訪ねる旅に出ました。短い旅行でしたがとても意義深い旅になりました。

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 上諏訪駅に着いてまずは腹ごしらえ。駅前の店で、諏訪三大名物の二つ蕎麦と味噌天丼を頂きました。味噌天丼の味噌が美味しかったです。

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 食事を済ませて下諏訪へ向かいます。上諏訪駅は駅の中に足湯があります。

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 諏訪では、名も知らぬ小さなお社にも御柱が4本立っています。そして、力石など、とにかく石が多い。旧石器以来の大和朝廷以前の信仰のせいでしょうか。降り続く雨で石が綺麗に見えます。

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 そしてこの地方の道祖神は、男女がペアで仲良く手をつないでいます。縄文中期までの母系社会の影響なのか?それも不明です。

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 美容室に誰でも利用できる足湯がある。こういうのが諏訪らしさの一つなんだなあと、旅の終わりに納得しました。人間の温かさを感じる土地なんです。

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 道の真ん中に太鼓橋。通行には邪魔でしょうが、壊すわけにも・・・。

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 新しい立派なトイレです。気持ちよく利用させて貰いました。ありがとうございました。

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 諏訪大社下社春宮。

 諏訪明神は、生命の根源を守る神と崇められております。「もののけ姫」の神は鹿で、同時にデイダラボッチ。命を与えもすれば奪いもする、鹿の神がおわす社です(これは私見です)。

 諏訪大社のHPによれば、国内にある最も古い神社の一つで、古事記の中では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪までやってきて、そこに国を築いたとあり、また日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。

 諏訪大社の特徴は、諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がありません。代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しております。古代の神社には社殿がなかったとも言われています。つまり、諏訪大社はその古くからの姿を残しております。

20210620s073左右片拝殿
 幣拝殿は、御幣を奉じる幣殿と拝殿が一体となった幣拝殿。左右片拝殿です。

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 轟々と音をたてて流れる川。雨で増水しています。

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 新しいものだけれど、この像を3周すると健康になれるとか。女房は廻ってました。

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 小雨が降り続きますが、女房との旅行は雨が多いので慣れっこ。雨の寺社は美しく風情がありますから、嫌いではありません。