諏訪の旅の二日目です。

20210620s260片倉館
 朝食を済ませて朝のお散歩。諏訪湖を見に行きました。宿の前の「片倉館」。テルマエロマエの撮影現場となった千人風呂があるそうです。

20210620s264諏訪湖.JPG 20210620s271
 諏訪湖は、標高759m、周囲15.9Km。まだどんより曇っています。雨は降らないという予想なので、私は傘を宿に寄付しましたが、念の為に女房は傘を持ってでました。畔には、何故か、本朝二十四孝狐火の段なんて石像も立っています。

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 なんと可愛い。カルガモの親子です。お父さんらしい?カモさんも周りをウロウロしていました。

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 北諏訪野から茅野駅に出ます。茅野駅の真ん前で見つけた姥塚古墳。古墳がある駅って珍しいですよね。

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 茅野駅は懐かしい駅です。私の中高等学校の寮が入笠山にあり、この駅からジープに乗って運んで貰ったものです。今は、ロープウェイやお花畑が整備されて観光地になっているようです。

20210620s315達屋酢藏神社
 茅野駅から歩いていいたら見つけた達屋酢藏(たつやすくら)神社。なんと、祭神は天白神(みしゃぐち)です。「みしゃぐち」は石棒(男根の象徴)で縄文時代の信仰の名残。諏訪の神官である守矢家が守り続けています。それがこんなところにも。感動しました。諏訪には、旧石器時代以来の様々な信仰が積み重なって残っています。他に五龍女神も祀られていました。いずれにしても、とても古い神なのでしょう。

 さていよいよ上社前宮です。前宮は「前の宮」。諏訪信者で最も古いお社と言われています。

20210620s329溝上社
 上社前宮の入口にある溝上社。清流をたたえた「みそぎの池」の中にあります。

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 十間廊を臨みます。古くは「神原廊」と呼ばれていました。毎年4月15日の「酉の祭」には、鹿の頭75が供えられました。これらの鹿の中には耳の裂けた鹿が入っていて「諏訪の七不思議」に数えられています。

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 女房はこの十軒廊が目当て。日本における鹿信仰の謎を解きたいというのが望みです。十軒廊の上段に大祝いの座があります。

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 名水「水眼」の清流。下流?には水車が回っています。この前来た時には、女房はこの清流の水を飲んだそうですが、今回は増水してちょっと水が濁っているので止めときました。

20210620s405若御子社
 若御子社。諏訪明神(建御名方命)の子を合祀しています。諏訪神社には子供を祀るお社が多いのに驚きます。子孫繁栄を強く願ったのでしょう。「大和朝廷に打ち勝つ繁栄」を願ったのでしょうか?

20210620s408弓立石
 弓立石。付近に明神馬場などの跡があり、諏訪武士の名残でしょう。とにかく石への信仰が根強いのを再確認します。

20210620s410子安社
 これも子安社。平坦な田畑が少ない厳しい環境も子育ての思いを強くしたのでしょうか?