「経済クイズ王」 鈴木貴博 2015年 日経文庫

 大学の講義の「話のツマ」に利用しようと読んでみました。それなりに面白かったかな。でも今猿の考え方なので、実務には役立たないかも …。 以下は、この本の要約と引用です。講義で使うために、いくつかをQ&A方式でまとめてみました。


・二酸化炭素排出量の大幅な削減目標を掲げる理由は?
 原子力発電所の復活を促進するため。一方で、電力会社の太陽光発電の買取価格は大幅に低下しています。これらは、電力各社の赤字解消が目的とすれば説明できます。火力発電は二酸化炭素と電力原価を発生させました。

・選挙権年齢を18歳に引き下げる公職選挙法が成立の背景は?
 高齢者に利益をもたらす政策を掲げる政党が有利になる「シルバー民主主義」が問題になっており、少子高齢化対策としても期待されます。
 例えば、同じ仕事同じ年収でも、年金受給者は税金を軽くする優遇策があるため、手取りに大きな格差があります。

・株式市場の押し上げているのは?
 日本銀行は上場投資信託(ETF)を信託銀行を通じて購入しています。日銀からETFの注文が出るとファンドマネージャーが個別の日本株を買い増します。

・太陽光発電パネルが作り出す電気に代わるクリーンエネルギーは?
 燃料電池から作り出される水素。水素を燃焼させて電気に変換します。紫外線だけでなく、可視光で水を酸素と酔余に分解する光触媒が開発中です。

・アマゾン vs ウォルマート その競争の最終競争分野は?
 食品。アマゾンは食品は強くありません。ウォルマートは、生鮮食品をネットで受注して店頭で渡すこともできます。