何年ぶりだろう、東博に女房と一緒に行くのは。夜勤明けでくたびれてるけど、女房と一緒なので … です。それはそうと、女房と一緒だと見るものが違います。女房は仏教美術中心なので、東洋館がメインになります。特に中国の仏像は、私一人だとパスなんですが、女房と一緒だとじっくり見ちゃいます。

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 菩薩倚坐像(中国-西安/6世紀)。インドグプタ美術の影響が見られる脇侍が愛らしい弥勒菩薩。

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 菩薩五尊像(中国/6世紀)。飛天が舞う樹の下で半跏思惟する菩薩像。大理石の透かし彫りが見事です。

20210926IXYS005獅子像
 獅子像(中国/10世紀)。背中に台座があり、仏像の台座だった可能性があります。

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 ご覧のように東洋館もスカスカ。この日もそうでしたが、東博に関しては、事前予約を取らなくても、窓口で予約表を貰ってすぐ入れます。

20210926IXYS008釈迦三尊立像
 釈迦三尊立像(中国/6世紀)。正面性が意識され、顔は長く体は平板なのは、北魏以来の特徴です。

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 十一面観音龕(中国-西安宝慶寺/8世紀)。十一面観音って、この像のように、女っぽくって色気があるのが多いですね。好きです。

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 仏伝「誕生」(パキスタン・ガンダーラ/クシャーン朝・3世紀)。シッダールタのお母さんは巨乳です( ← 侍女たちも巨乳、つまりインドの女性は巨乳に描かれることが多いということだけですね)。脇の下から出てくるのは、何かの象徴なのか? 女房もスタイルでは負けてないので … 何故か>見つめています。

20210926IXYS016供養者像頭部
 供養者像頭部(中国-トゥムシュク/6〜7世紀)。この像は以前ここになかったような … 。女房によると東洋館の展示も、時々、入れ替えたり移動したり、少しづつ変わっているようです。

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 セクメト女神像(エジプト-テーベ/前14世紀)。雌ライオンの頭を持つ女性セクメトは、癒しをもたらす女神。アメンテフ3世は多くのセクメト像を作らせました。

 イスラーム美術の特集。何故か女房は初めて見るとか。ということは、女房は前月来てないのかな?せっかく年パス持っているんだから、とは思うのですが、私より忙しい女房はなかなか来る機会が作れないのです。

 イスラーム王朝は北アフリカからマレー半島まで広がり、華麗な装飾表現を持つイスラーム美術を展開しました。

 アッパース朝(750〜1258年)は、預言者につながるアッパース家による王朝。首都をシリアからイラクに移し、バクダードを造営します。図書館「知恵の館」を設立したのもこの王朝です。

20210926IXYS022解剖学用人形
 解剖学用人形(イラン/19世紀)。最初の科学と言われる天文学と医学。イスラム世界でもこの二つは発展しました、

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 刀剣。アラブの刀は、片手で振るうもの。両手で振る刀剣は日本とケルトにしかありませんが、これほど片手用であることを主張する刀は珍しいかも。

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 阿弥陀如来(善光寺式|鎌倉時代/福島-如来寺)。善光寺は最澄が参籠したとされ、その本尊はインド伝来の秘仏。その姿を模した善光寺式の阿弥陀三尊像は、鎌倉時代以降多く作られました。一つの光背に三尊がおさまります。

20210926IXYS027玄奘三蔵
 玄奘三蔵像(鎌倉時代)。経典を求めて歩く旅の僧の単独像。色鮮やかな彩色が残っています。

 平成館の飲食コーナーで、買ってきたお寿司を食べます。なんと私たち夫婦だけ!凄い。こんなことは初めてです。早くコロナヒステリーが終息しないと、博物館や美術館は立ち行かなくなってしまう。だいたい、この状況下でも東博に来る人たちは年パス保有者 ← 慣れた様子からそう推測できます。普段は博物館や美術館に縁のない人々が押し寄せないと、黒字にはなりません。頑張れ!