密教の旅三日目は、朝のお務めから始まりました。鶴見の総持寺で座禅修行していましたが、お経を読むことは拒否していたので、お務めに参加するのは生まれて初めてでした。
面白かったのが金剛三昧院のご住職のい説法。文化財保護者としてのご苦労が語られ、女房と二人で笑ったり頷いたり。レプリカを作らせては原品を取り上げようとする文化庁の手口には、いつものことだが呆れた。

お務めが終わって朝食。お寺の朝食らしいものが出てきました ← 当たり前だ!

部屋の外、中庭の風景。いいところでしょ。

国宝の多宝塔。日本で二番目に古い多宝塔。一番古いのは源頼朝が建てたもの。二番目のこれは北条政子が建てたもの。女性的=丸くて柔らかい姿です。

お世話になった金剛三昧院を出て、奥の院へ向かいます。

奥の院への入口。この日は寒い。“最高”気温が3度ですから、セーターにダウンを重ねて、絶対に風を通さないコートを着て、毛糸の帽子と手袋の重装備。それでも寒い!

薩摩島津家墓所です。こんなお墓が参道に延々と続きます。墓地じゃなくて募道ですね。

女房もこの装備。写真を撮るので手袋してない手が冷たさそうです。

玉川の中に卒塔婆。不思議な光景です。 奥の院は撮影禁止なので写真はありません。

奥の院からの帰り道。宿坊が並んでいます。これは、赤松院。仁王さんが居ました。

地蔵院の風景。晴れていたら綺麗だったろうな〜と恨めしい。

昨日に続いて金剛峯寺。少しだけ晴れ間が出ました。雨雲が切れたのはこの時だけでした。

屋根の下の彫刻と屋根の上の天水桶。消化用水を貯める桶。屋根の上にあるのは「おまじない」なのかな。

御社と山王院。高野山は神仏混合の本拠地。中には入れたら面白かったろうに … 。

六角経蔵。ボーイスカウトの子供たちが掃除をしてました。

雨に煙る弁天島。とにかく寒い!

お昼は適当にカレーを食べたので、小腹が空いた。という訳で、またまたぜんざいを頂く。温まった。
高速バスに乗り京都駅へ。ところが、高速で大きな事故。京都駅への到着が一時間半遅れてしまい、終電に間に合うかドキドキ。

という訳で夕食は、ホームで駅弁を買う余裕もなく、新幹線の中で買った「新幹線弁当」。初めて食べたけど、色々なものが入っているという意味では凄い! ← 美味しくはないが … 。
東京駅に着いたのが11時前。なんとか家にたどり着いてホッとした旅でした。