せっかく上野に来たんだから東博に寄らないわけにはいきません。

20211216X5s471深鉢型土器
 深鉢型土器(縄文前期/新潟県-布目)。簡素ですが好きな土器の一つです。

20211216X5s477遮光器土偶
 遮光器土偶(縄文晩期/宮城県-恵比寿田)。何か言いたそうです。目は大きく見開き、口は固く結んでいます。「何がしたいの?」って思わず聞いてみたくなる佇まいですね。

20211216X5s482土偶
 土偶(縄文晩期/青森県-亀ケ岡)。お腹の当たりの三角系の文様は何なのでしょうか ?(^▽^)?

20211216X5s486女
 女(萩原守衛/1910年)。全身に緊張感が漂う作品です。どの角度から見ても素敵な金縛り?に見えちゃいます。

20211216X5s490
 月夜虎(山本芳翠/明治時代)。来年の干支に因んで … 。

20211216X5s495菩薩立像
 菩薩立像(鎌倉時代)。切れ長の目、そして目や唇に水晶を嵌め込んで「らしさ」を引き出しています。色彩や金泥が残るのも貴重です。

20211216X5s501菩薩立像
 菩薩立像(鎌倉時代)。着衣に截金を用いた檀像風の作品。

20211216X5s505大日如来坐像
 大日如来坐像(平安時代)。大日如来は、如来としては珍しく王族の姿で表されますい。胸前で両手を組むのは「金剛頂経」に説かれる姿なんだそうです。

20211216X5s516三日月宗近.JPG
 太刀 三条宗近(三日月宗近|平安後期)。三日月の刃文がみえることから三日月宗近と言われます。秀吉の正室高台院の遺品で徳川将軍家に伝来しました。天下五剣の一つです。

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 太刀 長船景光(小龍景光|鎌倉後期)。鋸刃のような波がかった互の目の刃文を焼き入れています。倶利伽羅龍の彫刻から小龍景光と呼ばれています。

 刀の評価は、人を切ってナンボ。上記の二つの太刀は、血飛沫を浴びた匂いを感じません。刀は飾り物ではない!人を殺して初めて、その美しさが問われるべきもの。ですから、上記の二振りは、刀としての価値はありません。「刀型の飾り物」としての価値はあるのでしょうが。

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 東博の庭も綺麗に紅葉しています。そう言えば、コロナヒステリーが発生してから、庭を歩いたことがありません。そんな気分じゃなかったんですね。

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 東博を出ると上野公園の噴水とチューリップが、例年のように「やがて来る春」を感じさせます。

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 上野駅に向かう道の銀杏。実はすっかり片付けられて、あの臭さは無くなっています。