女房と西アジア考古学会の講演会へ。会場は古代オリエント博物館のあるサンシャインビル。久しぶりの池袋(東京都)です。

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 10時前のサンシャインビル。マック以外は開店前で、閑散としたシャッター通りです。

 講演の内容を簡単に紹介すると、植物考古学では、[栽培/農耕 × 気候 × 人口]で利用できる植物=食べていた植物が変わるという話。西アジア考古学の意義については、文明というものが[気候→飢餓/移民ー感染ー紛争]の皆殺し合い連鎖の歴史であり、それを第三者の眼で(今のこの場の事実と同じだが、それを冷静に見つめることは難しいので)どう見据えるかだ、と聞こえました ← 私個人の感想です。

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 昼食休憩でお蕎麦屋さんへ。「一休庵」の天丼蕎麦セットは、庵らしい甘辛。蕎麦好きな私は、薮も庵も両方好き。コスパも高いこの店は、サンシャインではよく利用する店です。

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 噴水前のステージの親子連れ。いつもは何かイベントをやっているので、噴水を見ることは殆どありませんでした。

 半額割引の券を貰ったので、古代オリエント博物館へ(女房は会員なのでフリーです)。

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 女性土偶(インド/前3世紀)。派手な髪飾は、みみずく土偶を思い出させます。

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 女性土偶(バローチスタン/前3世紀)。独特の目 … どこかで見たような?

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 型押し粘土製版-女神(前2世紀)。豊かな乳房。日本の土偶とは、次元が違います。

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 青銅製ドゥルガー像(9世紀)。インドの女性像の乳房など、アッケラカンとした性表現は日本国民には馴染まないものかも。

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 幼少期のクリシュナ(ゴーダワリー・ダッタ/1990年)。ゴーダワリーは、ミティラー絵画の女性画家。塩と絹の博物館にもこの人の絵があったよね。

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 ヒンドゥーの神話や叙事詩には、様々な神や魔神、聖仙、人間が登場する。それらの関係は幾重にも重なり変化します。辻褄の合わないこともある。こうした複層性こそ、ヒンドゥー神話の魅力の一つだろう、とのこと。

 ヒンドゥー教は、紀元前1500年頃にインドにやってきたアーリア人の信仰・バラモン教から発展したと考えられます。聖典「ヴェーダ」では、軍神インドラ、炎の神アグニ、創造の神ブラフマーが崇拝されていました。インド各地の土着の神々(シヴァ、ドゥルガー)、英雄(クリシュナ)の物語が取り込まれ、さらにバクティやタントラの思想が加わり、ヒンドゥー教はインドの民族宗教となりました。

20221112IXYs026ガネーシャ
 ガネーシャはシヴァとパールヴァティーの息子、知恵と学問の神。入浴中にシヴァに悪戯されていたパールバティは、ガネーシャを見張りに立たせた。困ったシヴァはガネーシャの首をはねてしまう。パールヴァティーは怒り、慌てたシヴァは、ガネーシャの頭を探すが見つからず、通りかかった象の頭を代わりにつけた、というのが像の頭になった理由とか。

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 シャクティ(ウダヤ・チャラン・シュレスタ/20世紀)。シャクティは宇宙の原初エネルギーであり、女性信仰と結びついてきた。作者は、伝統様式に拘らない描法で、ネパールの宗教絵画を革新した。

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 夕方のサンシャインとサンシャイン通り。朝とは違い活気溢れるオタクの街ですネ。