女房と神韻を観に行きました。5年前に女房と娘が観て良かったというので、今回は私がお供しました。

朝起きて、ベランダの植木鉢に水を遣ろうとしたら … バケツに溜めて置いた水が凍ってます。表面だけでしたので、氷を割ってジョウロに水を注ぐことはできましたが、テレビで大騒ぎをしている「大寒波襲来」は本当でした。

公演はドレスコードの規定が!新宿文化センターのくせに?生意気な … とは思いましたが、女房は着物を着込んでイソイソ … とは言え、凄い寒さで背中を丸めてヒョコヒョコ団地の120段の階段を降りていきます。


新宿についてまずはランチです。ノンビリしたいのでドリンクバーのあるファミレスを探したら、目についたのはガスト。ん〜〜〜。女房は「カラよしの唐揚げが好きだからOK」と言うので入ってみました。私は、寒いから、季節のお鍋があったので「ちゃんこ」を頼みました。すかいらーくグループで活躍している配膳ロボット。ソフトも改善されたのでしょう、テキパキと仕事してました。

神韻の舞台は、中国の伝統的な舞踊を中心とした構成。女房の話では、5年前には無かった歌唱や二胡の独奏もありました。古典舞踊は娯楽色が強く、単純に楽しめました。日本公演も大人気で、この日もほぼ満席でした。
面白かったのは、中国の古典といいながら音楽はオーケストラに少しだけ二胡などが加わる程度。舞踏も、中国共産党批判を内容とするものが目立ちました。

神韻は、「法輪大法」という中国伝統の信仰が土台になっています。この信仰に基づき、天安門事件の際には共産党政権を批判し、多くの人々が弾圧を逃れて米国へ亡命します。彼らは、歌舞音曲を重んじる考え方の持ち主だったこともあり、神韻を立ち上げます。現在は、8つのグループに分かれて公演を展開しています。中国共産党を敵視するプロパガンダを展開しているという訳です。昨今の米中の関係を反映して、政治色が強まったようです。私は、二度と神韻の公演を観ることはないでしょう。芸術ではないものは、楽しめないからです。