分析者の育成で壁になることが多いのが、データベース集合演算。高度な多変量解析なんぞは、間違いだらけの商用パッケージを使えばド素人でも簡単にできます。ですが、解析用のデータセットを作るために必須の集合演算は、少なくとも「一流大学の数学科を優秀な成績で卒業した」ぐらいの水準の人間でないと絶対に無理!。データが作れないのですから、解析は不可能です。勿論、統計解析の商用パッケージや、アマゾンやグーグルの人工知能を応用するクラウドサービスに、そんな高度なプログラムが用意されている訳はなく、自分でやらなければなりません。

 解析の計算手順は数式通りに組めばいいのですからとても簡単ですが、集合演算は計算の手順ではなく「論理」そのもの。高い水準の知性が必須です。今回のノウハウ移転対象者は、集合演算ができるんです。嬉しい!!!

 これでやっと初級編が終わります。後は実務を通じてのノウハウ移転、つまり中級編です。これからは、のんびりいきましょう。知識は「現実世界の文脈の中で生まれ、その中でのみ意味を持つ」。データベースに格納できるような形式知ではありません。知識を書物などのテキストで学べると勘違いしているのは、大学教授などごく一部の知性の低い人々だけでしょう。ゆっくりじっくり、彼女達と「場」を共有していくことにしましょう。

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 団地緑道に狂い咲きしているツツジを見かけました。異常気象は足元の生態系も変えていくのでしょう。私には何も出来ませんが … 心配しかできません。