「自分のことは話すな」 吉原珠央 2019年 幻冬舎新書

 人間関係と処世術が空前絶後に苦手な ← 上手になろうなんて思ってもいないのだが … 私としても、学習困難な子供たちの学習支援をしていると、「話し方」「接し方」に気をつけないとということになる。何故なら、結果を出して欲しいのは、私ではなく子供たち。子供たちがその気になってくれなければ、何をやっても無駄だからネ! 以下はこの本の要約と引用です。今の私にとって肝心なところだけまとめました。


■ まえがき

 「相手は自分の話に大して興味を持っていない」という客観性を持ち合わせている人は、どれだけいるでしょうか。「自分のことは話すな」が、私が伝えたいことです。

■ 余計な話をすることが無意味な訳

 「自分のことをわかって欲しい」のは自然ですが、「相手のことを3つは知ろう」を実践しています。

 傲慢な人は、相手の要求がわからないままに、想像による着地点の無い話になります。

 相手がニコニコと話を聞いてくれると勘違いするのは危険です。

 お客様が求めているのは、「自分を大切に思って接してくれている」「自分にとって必要な提案をしてくれる」という実感です。

 意味のない雑談を好む人の中には、和を大切にする明るい性格の人もいます。

 「褒める」よりも、「感謝」と「尊敬」を伝えることを心がけます。相手を褒めるのは「上から目線」かも。褒めるのには、何か魂胆があるのではと素直に喜べない人も多い筈です。

■ 無駄な会話をせずに相手の心を開く

 「だと思います」は無駄。「調べて本日〇時までに連絡させて頂きます」が頼もしい答え。

 初対面の時、目が合ったらにっこりと微笑みましょう。あなたが堂々と自信をもって振舞えば、相手があなたに微笑みを返してくれます。

 信頼関係を築きたい相手に対しては、聞きづらいことことほど聞いてみないことには進展がありません。仕事において「聞くべきこと」を聞くのは失礼ではありません。堂々と礼儀正しく聞けばよいのです。目の前の相手に利益になる自信があれば、遠慮なく聞いてみて下さい。

 「相手は何を考えているのだろう」の前に「私はどう思われているのだろう」を鏡に映し出しましょう。

■ 話し癖を直すだけで全てが良くなる

 話したいことの5割をカットする。相手が求める答えを一言で。代替案は相手が選択できる範囲内に。

 「思います」は、無駄な言葉。

 言葉を発する前に、相手の視野に入る。話しかける時機がつかめれば、会話は半分成功。

 事前に目的地を設ける。売込と謙虚の加減が分からないと迷う場合には特に。

 提案は、目の前の相手のためのものでなければ、相手に決断させることはできません。知っていることを話すのは誰にでもできます。

 相手の話を引用する=相手の問題について話をします。相手の話していることを、復唱できるぐらいに集中して聴きます。

 「私自身のことは話さない」。口を開かなければ、余計なことを話すことはありません。

 本気のゴマすりには、調査と想像が不可欠です。胡麻を擦るときには、ためらうことなく言い切ります。

■ あとがき

 対話に関する書籍は、「誰でも知っていることばかり書かれている」という感想を目にすることがよくあります。