「新版 MBAビジネスプラン」 グロービス経営大学院 2010年 ダイヤモンド社
パラパラとめくっていたら興味深い記述があったので買ってみた … 読んでみたら … ノーコメントとしたい。私の本に対する感性は低いことを思い知らされた。 以下はこの本で、参考になりそうなところの要約と引用です。
■ まえがき
事業のプランを策定するガイドブック。
1996年にVC事業を開始し、ワークスアプリケーションやグリーなど、大型の株式公開を果たした企業も出ている。
■ ビジネスプランのフレームワーク
事業の筋道を想定し、事業シナリオに基づく予想損益計算書作り、業務体系を構築する。
マネジメントチームがしっかりしていれば、当初のビジネスプランが予定通り機能しなくても柔軟に修正できる。
どの時点でその事業から手を引くかを決めておく。
事業リーダーは、自分の考えを示す平易な文書を作成し共有する。
VCの資金は回収する期限が決まっている。VCに資金を要請する場合には、いつ、どのような方法で資金を回収するのか合意しておく必要がある。
エンジェルは個人の投資家。起業家の夢をサポートする。VCを紹介することもある。
■ ビジョンとミッション、経営理念
事業展望は、事業の目的地、その道筋と道標を描く。道標は事業の進路と進退を判断する分岐点となる。
ビジョンを共有により、人々の行動を拘束する手順・手段・規約・規程・規則を最小化する。創造性と自主性を発揮する自由度が与えられる。
組織文化は根付くと硬直する。
■ ビジネスモデルと戦略
・ビジネスモデル
目標市場
セグメンテーション
提供する価値への反応(満足度と愛着度)
顧客に提供する価値
価値
コンセプト
商品 顧客の主要購買要因(KBF)〜BP(購買点)
ビジネスモデル
事業の仕組み
事業経済性(収益の実現)
固定費は「自ら危険をとる費用」、変動費は「外部に危険をとってもらう費用」
事業の協力体制
アウトソーシング 協力の重要性と外部化の危険
流通経路 直接販売/第三者流通
関係企業 補完財・関係商品
・事業戦略
革新事業
業界標準を主導し、標準プラットフォーム=経済基盤となる
技術や性能よりも、汎用性と合従連衡
オペレーション(運営)
独創であるからこそ、確実な実行が求められる
・オペレーション
顧客満足を左右するのは、サービスフロントのオペレーションである。
ビジネスプロセスは、業務の流れに沿って時間軸で示す。ベネトンは、無地の糸で職布・裁断・縫製し、後に染色する。不良在庫の削減と販売機会損失を低減した。
■ ファイナンス
10年間の予想財務諸表とキャッシュフロー予想を行う。
優れたビジネスプランでさえ間違うのが、売上の予想である。
・キャッシュフロー・シミュレーション
感度分析は、数字を入れ換えてみて、どう変化するかを見る。
損益分岐点で、どこまで売上を伸ばせば利益がでるかを確認する。
・財務計画
前提条件リストは、事業計画の前提条件を網羅する。
KPI's(重要業績指標)を特定する。
■ マネジメントチームとリーダーシップ
一人で事業計画を練ることはできるが、一人で事業を運営することはできない。人は、入れ替えが難しい経営資源である。
「Bクラスのアイディアを持つ、Aクラスの人物に投資する。Aクラスのアイディアを持つBクラスの人物に投資してはならない」ジョージス・ドリオット。大切なのは人柄ではなく、経営の能力。
事業のリーダーに求められるのは、損益責任を負った経験と、業界の経験。マネジメントスキルを発揮した実績。自分でリスクをとって意思決定し、実行する能力が問われる。