東博(東京都)の特集は、平田郷陽の生き人形。これが出色なんです。お近くの方は、是非!ご覧になって下さい。

 さて、その前にいつものように仏像を。

20240718Ps407如意輪
 如意輪観音菩薩坐像。如意輪観音は、あらゆる願いを叶えるそうです。

20240718Ps410菩薩
 菩薩坐像(宗清作/南北朝時代/東京-浅草寺)。切れ長の目と、高く結われた髻(もとどり)。浅草寺っぽいな〜。

20240718Ps413大日如来
 大日如来坐像(平安時代)。密教において大日如来は森羅万象の根源。仏の王なので王族の姿で表されます。

20240718Ps415薬師
 薬師如来坐像(平安時代)。ふくよかな顔、薄い体、なだらかな波文線、平安後期の定朝様です。何故か!綜合警備保障株式が所有しています。なんで?

20240718Ps422
 相州貞宗(名物 亀甲貞宗/南北朝時代)。穏やかで整った作風。徳川将軍家に伝来する名物。刀じゃなくて、飾り物。その典型です。

 「特集 平田郷陽の生き人形」。戦前戦後の創作人形の第一人者です。

20240718Ps426 20240718Ps429
 桃太郎も叫ぶ男も、変にリアルです。

20240718Ps430泣く子
 泣く子(昭和11年)。凄い描写力ですよね。

20240718Ps433
 明鏡・十三夜(昭和22年)。パーマを当てた髪を整える若い女性と、膝をついて月を仰ぐ若い女性の姿。上手いな〜。

20240718Ps439抱擁 20240718Ps444
 抱擁(昭和41年)。長男の妻が初産の年に制作されました。凄い!本物を初めて見ました。やっぱり凄い!

20240718Ps446秋韻
 秋韻(昭和28年)。体型をデフォルメし、写実主義を脱却した作品。

20240718Ps448朝霜
 朝霜(昭和30年)。赤子を愛おしく見つめる姿。

20240718Ps451流れ
 流れ(昭和37年)量感のある体型、抽象化した形を木目込みにしています。木目込みならではの優美さです。

20240718Ps457香り
 香り(昭和44年)。京舞妓の特徴を彫り込んだ作品。

20240718Ps461
 庭に出てみると、蒲の穂でしょうか。食べられるそうなんですが、まだ食べたことがありません。いつか食べてみたいものです。