「とれたての短歌です」 俵万智+浅井慎平 昭和62年 角川文庫
俵さんの短歌。ちょっと読みたくなって手に取りました。以下は、印象に残ったものを書き留めたものです。
葉桜を見に行くならば雨上がり
私でなくてはいけない人と
約束の時間になってしまうのがもったいなくて時計をはずす
百円で一分話せぬ距離にいる
この青空が
見えないと言う
まっさきに気がついている
君からの手紙
いちばん最後にあける
心にはいくつもの部屋
好きだから言えないことと
言わないことと
毛のあるうちから禿げている魂の光
生禿
マーケティング分析者として40年。事実のみに基づいて分析・企画しています。