やっと本館の11室(彫刻)が再開しました。

20240424Ps011 20240424Ps006
 金剛力士立像(平安時代/滋賀-蓮台寺)。大ぶりな頭や肉付きの良い体つきが平安時代後期の特徴です。

 かつて滋賀県の蓮台寺にあった仁王様。室戸台風で門が倒壊し、この像も大破しました。京博で修復が行われ、東博に収蔵することになり、2022年の「国宝」の特別展で公開されました。

20240424Ps019善光寺式
 阿弥陀三尊像(善光寺式|鎌倉時代/栃木県-那須市)。インド伝来とされる善光寺の秘仏本尊を模した阿弥陀三尊像です。

20240424Ps028
 菩薩立像(鎌倉時代)。唇に水晶を嵌め、金粉を膠で溶いた金泥を肌に施して現実感を与えています。

20240424Ps031渡海文殊
 文殊菩薩騎獅像&従者立像(鎌倉時代/奈良-興福寺|康円作)。渡海文殊の群像です。

20240424Ps045
 福岡一文字吉房(鎌倉時代)。吉房は、備前-福岡一文字派の名工。刀身は見幅広く豪壮な大刀姿。華やかで変化に富んだ丁子の刃文。

20240424Ps050
 福岡一文字助実(鎌倉時代)。助実は、備前-福岡一文字派の代表工。見幅広く猪首鋒(いくびきっさき)の力強い大刀姿。華やかな丁子の刃文を焼き入れています。

20240424Ps062 20240424Ps060
 中庭の池も淀み、初夏の雰囲気です。

20240424Ps052
 相州正宗(鎌倉時代)。沸の美を強調した相州伝の作風から正宗の作とされます。石田三成が所持したことから石田正宗と呼ばれています。刀身の棟に刀傷があります。

20240424Ps069大刀を佩く男子
 大刀を佩く男子(茨城県-塚原/古墳時代)。歯を食いしばっているような…。

20240424Ps072十一面観音
 十一面観音菩薩立像(和歌山県-那智山/飛鳥時代)。経塚から出土した金剛仏。写実的な表現がみられ始める飛鳥時代後期の作とされます。

20240424Ps074古今和歌集
 古今和歌集(元永本|平安時代)。古今和歌集が書写された調度手本(鑑賞を目的とする本)。精緻を極めた料紙の装飾。筆者は、流麗な筆遣いを特徴とする藤原定実と推定されています。

20240424Ps077阿弥陀如来
 阿弥陀如来立像(栄仙作|鎌倉時代)。極楽浄土から往生者を迎えに来る時のしぐさである来迎印を結び、三尺の大きさの阿弥陀如来立像は鎌倉時代以降に多く作られました。

20240424Ps090 20240424Ps088如意輪観音
 如意輪観音菩薩坐像(鎌倉時代)。如意輪観音はあらゆる願いを叶える如意輪宝珠の功徳を表した仏です。後姿をじっくり見ました。尻がムッチリです。

20240424Ps097深鉢
 深鉢形土器(千葉県-姥山貝塚/縄文中期)。味わいのある紋様です。

20240424Ps101深鉢
 深鉢形土器(栃木県-川西小学校遺跡/縄文中期)。美は無駄である。

20240424Ps103人形装飾付
 人形装飾付き異形注口土器(北海道-茂辺地/縄文後期)。全ての無駄は美ではない。

20240424Ps106みみずく
 みみずく土偶(埼玉県-真福寺貝塚/縄文後期)。我らがミミズクちゃんです(^^♪ 女房のアイコンでもあります。

20240424Ps110子持勾玉
 子持勾玉(群馬県-大カサ/古墳時代)。可愛い!

20240424Ps112裸の女子
 裸の女子(栃木県-鶏塚古墳/古墳時代)。顔はベンガラで化粧。裸で踊る姿と考えられています。天岩戸の天鈿女命を彷彿とさせます。何度見ても助平心を震わせるチョメチョメです!(^^)!

20240424Ps116挂甲の武人
 挂甲の武人(群馬県-上芝古墳/古墳時代)。鉄製の冑(かぶと)や小札甲(こざねよろい)を身に着けた武人。大刀を抜こうとする動作を表現しています。

 特集は「新版画」。大正から昭和初期、浮世絵に代わる新しい技術の作品は、欧米で人気を拡大させました。

20240424Ps120春のあたご山
 東京十二題 春のあたご山(川瀬巴水|1921年)。東京十二題のうちの一図。静かに見ごろを迎える桜を描きとりました。