「ニューヨーク・タイムズ」と「ウォールストリート・ジャーナル」が、同じになることです。「私」に興味関心のある事柄の記事だけを選んだ新聞ですから当然です。

 人々は新聞の報道の個性を買っているのであって、私に適合する(迎合する)記事が読みたいのではありません。ファッションでも同様。人々は「リーバイス」のスタイル/シルエットのジーンズが履きたいのであって、自分の体に合った「ダボダボのみっともない」ズボンなんか履きたくもないのです。むしろ、リーバイスのカッコいいスタイルに自分の体を合わせるのが「正しい」やり方です。

 カスタマイズという、より広い知性を求めない、より高いファッション性を捨てた商品に、付加価値はありません。