SARS-CoV-2を病原体とするCOVID-19の世界感染爆発が始まった2019年末。当時私は薬学部で非常勤講師をしていました。即座に学生たちに、「第三次世界大戦は必ず起こり、日本も巻き込まれる」「心の健康を守るために、戦争を平穏にやり過ごす心技を鍛えておくように」と教え、それを昨年度まで続けてきました。
最初は「何を言ってるんだこの爺さん」反応でしたが、年を経るごとに「そうかも」という学生が出てきました。ウクライナの戦争が始まると、「なぜ予想できたのか」というメールが来たりしました。
歴史を学んだ人間なら100%予想できることです。有史以来、[食料不足(飢餓/人口) − 感染爆発 − 紛争連鎖]の相互関係(連鎖)は厳然たる事実。確実に「予想」できることです(占いではなく)。世界は人口調整局面に入っています。あのインドでさえ(都市では)出生率が2.0を下回りました。
国民一人当たりの所得額が上がると、出生率が下がる。それを説明する論理はありません(経済学者の屁理屈はありますが)。人間も「獣」です。「獣の知恵」を失ってはいません(その筈です)。意思決定は「意識下」で行われます。そこに「言葉=屁理屈」はありません。神経科学の知見を持ち出すまでもなく、「言葉を考える」ことはあっても「言葉で考える」ことはありません。神経活動の9999/10000は意識下。人間も真っ当な獣であるならば、自らの決断で人口を減らす決断をする筈ですし、それを既にしているようです(と考えたいのです)。経済が発展し、人口が増えれば、地球が人間の活動を許容する範囲を超えます(その水準は、人間の環境技術の水準によって変動しますが)。
生物学は、「既に大量絶滅は始まっている」と警鐘を鳴らしています。多くの動植物に迷惑を掛けていることも厳然たる事実。その罪を償うことができるのか?人類に科せられた問です。
トランプの目先の経済成長、プーチンの狭隘な国土拡大、高市の幼稚な権力慾。それを支持している愚衆の群れ。人類は真っ当な獣であることを忘れたのか?宇宙のどこかで誰かがそれをじっと見つめているような気がしてきます。

