後藤健二さんの死に際して、世界の平和に向けて、残された我々は何をどう考えてどう行動すべきかを考えなければなりません。
最近のイスラエル合衆国(イスラエル+アメリカ合衆国)とイスラム国を含む世界の一連の動きは、一つの方向に向いています。まるで、申し合わせたように同じ方向に動いていて薄気味悪いぐらいです。イスラム合衆国は西欧(EU〜NATO)と日本を巻き込んでイスラム国との戦いに臨もうとしています。フランスでのテロ事件もイスラム合衆国と世界最強の外人部隊を擁する軍事ビジネス大国フランスの共同作戦であったことは明らか。そして、今回の後藤さん殺害のシナリオも、イスラム国とイスラエル合衆国は、結果としては同じ方向を向いています。
イスラエル合衆国の石油価格の操作や有志連合国軍の編成により、軍事と経済の両面で、イスラム国は追い詰められています。この流れでいけば、イスラム国は破壊されるでしょう。勿論、イスラム国の側もそれを理解しています。安倍や正日と違って、アラブの人々は『正義』と『名誉』のためには死を怖れぬ行動を選択します。目の前で人が殺されても、その死がその人物の名誉を守るためのものであれば、血が噴き出している死体の目の前で、その名誉の死を心から讃える詩を叫ぶのがアラブの男達です。自らの滅びを怖れる安倍や正日やオバマのような腰抜けとは生きている世界が違うのだということを思い知るべきです。彼らは自分たちの『死後の名誉』に狙いを定めて行動しているのです。
イスラム国を滅ぼした後は、中東情勢はさらに混迷するでしょう。安倍は勿論、オバマを含めて、そのことが理解できない無能な為政者が世界を支配しているからです。イスラム国が『何を残すのか』を冷静に考えれば、地勢を理解する知性がある人間ならば誰にでも解ることです。イスラム国が残すもの、それは欧米の横暴によって定規で引かれた国境を『イスラム』は超えることができるという『事実』です。もともと、モスレムはユダヤ〜キリスト教に対して、部族の緩やかな連合でしかないアラブを、イスラム教によって統一しようとしたものです。現在の国境は、植民地争奪を繰り返した西欧の帝国主義によってもたらされたものです。この国境を否定することは、正常な心をもつ人間としては、当然のことであり、そのやり方は別として、非難すべきことはありません。
アラブの人々にとって、イスラム国を滅ぼす有志連合軍は、世界の歴史上で最も残虐非道な侵略行為である十字軍と重なるでしょう。そして、西欧の強欲と横暴によって引かれた国境を否定したイスラム国への共感が、アラブ各国の民衆の間に広がるでしょう。一時であれ、実際に西欧によって引かれた国境を否定するのとができた、という事実がアラブの民を勇気づけるでしょう。そして、ムハンマドの再来が熱望されるでしょう。イスラム国が残したいのは、そのような民衆の魂です。
イスラム国が狙ったヨルダン。今回の事件で、欧米に阿る国王と民衆の間に、心の楔が撃ち込まれました。最早、ヨルダンは国家として成立しません。今後も、ヨルダン王室は、イスラム合衆国が主導する『正義』に加担していくでしょう。その『正義』はナチスドイツがユダヤ人を虐殺した『正義』と全く同質のものです。『正義』こそ、この世の中で最も残虐非道なものであることは論を待ちません。
イスラム国が滅ぼされた後のアラブ地域を想像して下さい。民衆はムハンマドの再来を熱望し、残虐非道の十字軍と闘い、西欧が引いた国境を否定するモスレムの国の再建に、不退転の決意で向かっていくでしょう。まず、欧米と繋がる王制の国々は民衆蜂起によって崩壊します。新ムハンマド(ムハンマドの再来を名乗る/祭り上げられる人物)は、オスマン帝国=イスラム国の再建を高らかに謳うでしょう。この新オスマン国は、旧イスラム国と違い、石油の密輸などに依存しない、民衆の支持に基盤を置いたものです。つまり、イスラエル合衆国を中核とする有志連合国軍が勝てる相手ではありません。ベトナムで米国が勝てる訳がなかったのと同じです。
日本が世界の平和にするとしたら、イスラエルの滅亡をできる限り平和裏に誘導することです(これは以前の記事でも書いたことです)。イスラエル企業の米国やインドへの移転が円滑に進むよう、民間でも協力することも必要でしょう。外務省以上にアラブとの良好な関係を持つ三菱商事などの商社を初めとして、日本企業の役割も小さくはないでしょう。新オスマン国がイスラエルを滅ぼすことは必然ですし、不可避です。冷静で成熟した国家の人間として、アラブのイスラエル占領を側面から支援し(イスラエル合衆国にはナイショで)、一方で、イスラエル企業とその従業者とその家族の移転の安全を確保すべく協力する。日本人及び日本企業は、世界の平和に貢献できると信じています(生禿は、日本の政治家と官僚に何かを期待するような見識の無い人間ではありません)。
日本が特に良好な関係を構築する必要があるのは、トルコとエジプトとインドでしょう。トルコは歴史上、世界の文化の交差点であり、軍事でも中核になってきた地域です。トルコには統制のとれたイスラム国防軍を組織する能力があります。アラブの平和は『力の平和』にならざるを得ません。軍事国家しか平和をもたらすことはできないのです。これはこの地域の歴史を考えれば、致し方ないことだと思われます。
エジプトは、中東とは若干異なる文化を持ち、アフリカ諸国への影響力を発揮できます。新オスマン国は、イスラム化したアフリカをも巻き込むでしょう。その勢力は『海のシルクロード』、つまり、アフリカ東岸〜旧インド西岸(アフガンとパキスタンを含む)に及ぶでしょう。ですから、エジプトとインドとの良好な関係を構築することは、日本にとって不可欠になります。トルコ〜エジプト〜インドの三角形が、今後の日本の生命線となるでしょう。この三角形の地勢を考えれば、ロシアとの関係も無視できません。ロシアとの、少なくとも敵対しない関係は、インド洋の三角形と日本の良好な関係にとって不可欠です。
生禿の娘は、新オスマン国が台頭する世界で生きることになるでしょう。その安全を願わざるを得ません。
最近のイスラエル合衆国(イスラエル+アメリカ合衆国)とイスラム国を含む世界の一連の動きは、一つの方向に向いています。まるで、申し合わせたように同じ方向に動いていて薄気味悪いぐらいです。イスラム合衆国は西欧(EU〜NATO)と日本を巻き込んでイスラム国との戦いに臨もうとしています。フランスでのテロ事件もイスラム合衆国と世界最強の外人部隊を擁する軍事ビジネス大国フランスの共同作戦であったことは明らか。そして、今回の後藤さん殺害のシナリオも、イスラム国とイスラエル合衆国は、結果としては同じ方向を向いています。
イスラエル合衆国の石油価格の操作や有志連合国軍の編成により、軍事と経済の両面で、イスラム国は追い詰められています。この流れでいけば、イスラム国は破壊されるでしょう。勿論、イスラム国の側もそれを理解しています。安倍や正日と違って、アラブの人々は『正義』と『名誉』のためには死を怖れぬ行動を選択します。目の前で人が殺されても、その死がその人物の名誉を守るためのものであれば、血が噴き出している死体の目の前で、その名誉の死を心から讃える詩を叫ぶのがアラブの男達です。自らの滅びを怖れる安倍や正日やオバマのような腰抜けとは生きている世界が違うのだということを思い知るべきです。彼らは自分たちの『死後の名誉』に狙いを定めて行動しているのです。
イスラム国を滅ぼした後は、中東情勢はさらに混迷するでしょう。安倍は勿論、オバマを含めて、そのことが理解できない無能な為政者が世界を支配しているからです。イスラム国が『何を残すのか』を冷静に考えれば、地勢を理解する知性がある人間ならば誰にでも解ることです。イスラム国が残すもの、それは欧米の横暴によって定規で引かれた国境を『イスラム』は超えることができるという『事実』です。もともと、モスレムはユダヤ〜キリスト教に対して、部族の緩やかな連合でしかないアラブを、イスラム教によって統一しようとしたものです。現在の国境は、植民地争奪を繰り返した西欧の帝国主義によってもたらされたものです。この国境を否定することは、正常な心をもつ人間としては、当然のことであり、そのやり方は別として、非難すべきことはありません。
アラブの人々にとって、イスラム国を滅ぼす有志連合軍は、世界の歴史上で最も残虐非道な侵略行為である十字軍と重なるでしょう。そして、西欧の強欲と横暴によって引かれた国境を否定したイスラム国への共感が、アラブ各国の民衆の間に広がるでしょう。一時であれ、実際に西欧によって引かれた国境を否定するのとができた、という事実がアラブの民を勇気づけるでしょう。そして、ムハンマドの再来が熱望されるでしょう。イスラム国が残したいのは、そのような民衆の魂です。
イスラム国が狙ったヨルダン。今回の事件で、欧米に阿る国王と民衆の間に、心の楔が撃ち込まれました。最早、ヨルダンは国家として成立しません。今後も、ヨルダン王室は、イスラム合衆国が主導する『正義』に加担していくでしょう。その『正義』はナチスドイツがユダヤ人を虐殺した『正義』と全く同質のものです。『正義』こそ、この世の中で最も残虐非道なものであることは論を待ちません。
イスラム国が滅ぼされた後のアラブ地域を想像して下さい。民衆はムハンマドの再来を熱望し、残虐非道の十字軍と闘い、西欧が引いた国境を否定するモスレムの国の再建に、不退転の決意で向かっていくでしょう。まず、欧米と繋がる王制の国々は民衆蜂起によって崩壊します。新ムハンマド(ムハンマドの再来を名乗る/祭り上げられる人物)は、オスマン帝国=イスラム国の再建を高らかに謳うでしょう。この新オスマン国は、旧イスラム国と違い、石油の密輸などに依存しない、民衆の支持に基盤を置いたものです。つまり、イスラエル合衆国を中核とする有志連合国軍が勝てる相手ではありません。ベトナムで米国が勝てる訳がなかったのと同じです。
日本が世界の平和にするとしたら、イスラエルの滅亡をできる限り平和裏に誘導することです(これは以前の記事でも書いたことです)。イスラエル企業の米国やインドへの移転が円滑に進むよう、民間でも協力することも必要でしょう。外務省以上にアラブとの良好な関係を持つ三菱商事などの商社を初めとして、日本企業の役割も小さくはないでしょう。新オスマン国がイスラエルを滅ぼすことは必然ですし、不可避です。冷静で成熟した国家の人間として、アラブのイスラエル占領を側面から支援し(イスラエル合衆国にはナイショで)、一方で、イスラエル企業とその従業者とその家族の移転の安全を確保すべく協力する。日本人及び日本企業は、世界の平和に貢献できると信じています(生禿は、日本の政治家と官僚に何かを期待するような見識の無い人間ではありません)。
日本が特に良好な関係を構築する必要があるのは、トルコとエジプトとインドでしょう。トルコは歴史上、世界の文化の交差点であり、軍事でも中核になってきた地域です。トルコには統制のとれたイスラム国防軍を組織する能力があります。アラブの平和は『力の平和』にならざるを得ません。軍事国家しか平和をもたらすことはできないのです。これはこの地域の歴史を考えれば、致し方ないことだと思われます。
エジプトは、中東とは若干異なる文化を持ち、アフリカ諸国への影響力を発揮できます。新オスマン国は、イスラム化したアフリカをも巻き込むでしょう。その勢力は『海のシルクロード』、つまり、アフリカ東岸〜旧インド西岸(アフガンとパキスタンを含む)に及ぶでしょう。ですから、エジプトとインドとの良好な関係を構築することは、日本にとって不可欠になります。トルコ〜エジプト〜インドの三角形が、今後の日本の生命線となるでしょう。この三角形の地勢を考えれば、ロシアとの関係も無視できません。ロシアとの、少なくとも敵対しない関係は、インド洋の三角形と日本の良好な関係にとって不可欠です。
生禿の娘は、新オスマン国が台頭する世界で生きることになるでしょう。その安全を願わざるを得ません。