大学から、少人数の講義については、対面が望ましいとのメールが届きました。

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 学生の要望としては、オンラインと対面は半々。学習効果もどちらとも言えない面もあります。オンラインの方が講義する側は準備が対面の3倍。それだけ「中身の濃い」講義になるからです(中身が濃くてもそれを受け取る意思がない学生には効果が無いのですが)。

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 そこで、技術的にはとても難しいものなんですが、、両方の良いとこ取りをした「ハイブリッド型」の講義を考えました。ところがです、助手の先生から大学の本音を伝えるメールが。対面講義となると教室の消毒などで出費が嵩む。ハイブリッドだと、録画の機材や同時に通信する手間が必要。要は、面倒なことはやりたくないということ。学生のことは二の次なんでしょうね。他大学では、学習効果を考えて対面講義が復活しているというのに … (とは言え、ハイブリッドで行っている大学は少数派ですが)。

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 対面講義のみにすると、経済的理由で下宿を引き払い、収入にならないバイトも止めて、実家に戻った学生を苦境に陥れることになります。そんなことはできません。ですから、このままズームでオンライン講義を続けるしかありません。悔しい!