久しぶりに東博(東京都)に行きました。年パスを持っているのでたまには行かないとネ。
歴史の教科書に書いてある物部守屋は「仏教を排斥した」は大嘘。蘇我氏以上に仏教を取り入れたという説がある。最古の仏教寺院の一つである天王寺に物部守屋のお墓があるのも、善光寺の本尊が秘仏であるのもそのためだと言われています。先の王家を滅ぼした極悪非道の者共が、自己を正当化しようと「正史」を作ります。だから「正史」=出鱈目は歴史の必然というわけでしょう。
平成館のビデオコーナーでは、法隆寺の救世観音と百済観音を8Kの高解像度で見せてくれました。百済観音は昨年、特別展で来ていたのに、コロナ禍で結局は公開できず、帰ってしまいました。女房がとっても残念がっていたことを思い出しました。残念がるだけの作品であることが伝わってくる映像でした。
特別企画「イスラーム王朝とムスリムの世界」では、新しい知見が得られました。チンギス・ハーンの指揮下、モンゴルの遊牧民は勢力を拡大。フラグは自らイル・ハーン朝を興します。ティムール朝を興したティムールも、チンギスの女性を娶りました。ムスリム世界とモンゴル帝国の関係は興味深いですね。
さて、不忍池を散歩して、昼食にしましょう。