「理系のためのクラウド知的生産術」堀正岳 2012年 ブルーバックス
通勤時の暇潰しの本。う〜ん。ブックオフで百円だから・・・。女房のPCのハードディスクのバックアップを取らなければ、と強く感じました。 以下はこの本の要約と引用です。*印は生禿の見解です。
《はじめに》
データベースを構築している人もいます。データベースを維持するためにたくさんの時間が必要になります。
《クラウド利用の前に準備すること》
外出することが多い人にとっては、モバイル通信環境への投資は時間の投資です。
《1. クラウドサービスを使った仕事環境》
クラウド上のノートを使うことで、完全な記憶は不要になります。
《2. メールに振り回されない環境を作る》
全てのメールをGメールに転送します。送信元を指定することもできます。
メールをチェックする回数と時間を決めます。メール処理に重要性を与えた瞬間に私たちは何かを失います。
《3. 手間をかけない論文管理法》
論文を整理しておくのは、図書館司書並みの手間と時間がかかります。論文を整理するのではなく、検索して使うという考え方に変えます。Googleスカラーは、研究論文などを対象とした検索サービスです。
《4. アイディアをなくさない》
アイディアを育て実現する仕組みは、研究者が身につけるべき技術です。アイディアは一度外に出さないと発芽しません。*いつそれをやるべきかを判断する時機と基準を考えてTodo予定にします。
リマインダーを使うことで、そのタスクを実行する時まで、それを忘れておくとこも大切です。
《5. クラウド上で論文を書く》
《6. 時間も空間も超えるコラボレーション術》
マインドマップでシノプシスを共有します。
《7. 細かい時間を稼ぐテクニック集》
メール処理の時間を削減し、論文を探す時間を節約し、どこでも論文を書き、短いメールのやりとりで済ませる習慣を身につけます。
バックアップを取らないのは、いつ爆発するかわからない爆弾の上に乗っているようなものです。手間をかけずに自動でバックアップをとるようにします。
論文をスキャンする際にOCRをかけておけば、テキスト検索可能なPDFを作成できます。
GoogleAppsは教育機関向けは無料です。
デスクトップをアイコンで一杯にしている人は、ファイルを探す技術と習慣を身に着けるべきです。
《おわりに》
才能の有無ではなく、効率よく処理する技術と習慣―ライフハック―を持っているかどうかで産出が変わります。足りないのは時間なのです。