八国山たいけんの里(埼玉県)の「縄文人の植物利用 第二回」は「縄文人の衣服」。近くの下宅部遺跡からも麻の製品は数多く出土しています。

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 多摩湖へ登る途中のお宅。七人の小人さんがいらっしゃるんです。

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 多摩湖の近くですから、勿論!ラブホもあります。小学校の通学路なんですが …。

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 曇天に多摩湖は沈んでいます。

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 そうそう、我家の白粉花の葉っぱは巨大です。通常の白粉花の葉っぱはこの写真ぐらいの大きさですが、我家のは十倍ぐらい。葉っぱが大きすぎて、蒸散量が多すぎて、朝水を遣っても、夕方には萎れ気味。葉っぱを少し間引くことにしました。

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 八国山緑地にも人影は少なく … 熱中症警戒アラームがでてますからね。

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 縄文人の衣服は、麻と革。たいけんの里には「縄文服の復元」が展示されています。服の素材は、栃木県の農家から譲り受けた大麻。表皮を剥ぎ、線維を取り出して、糸にして編みます。針は既にあったので、布を縫い合わせて複雑な服を作ることも技術上は可能だったと考えられています。但し、実際にどんな模様のどんなデザインの服を着ていたのかは、服は残っていないので確たることは不明です。

 麻は、大麻から採ります。現在は大麻は許可がないと栽培できません。大麻は日本に自生していない植物で、大陸から来ました。縄文人は大麻を栽培していたんですね。写真の服は農家で要らないものを頂いたので、太い糸しか作れなかったそうです。

 「麻」と呼ばれる線維は、大麻だけではなく、カラムシなども含まれるそうです。麻は強い糸になります。弓矢の弦にも使わたようです。現在でも神社の「麻尾」(鈴を鳴らす縄)に使われています。

 縄文時代の縄紐の素材植物の多くはシダ類です。蔓植物の蔓も使われました。麻も使われましたがごく少数です。

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 講演の後は、体験コーナー。大麻の皮を剥ぎ、外皮を外して線維を取り出します。結構、難しい作業で、専門性が必要とは言いませんが、慣れは必要だと実感しました。

 縄文人になった気分で作業させて貰いました。ありがとうございました !(^^)!