箭弓稲荷神社(埼玉県東松山市)を訪ねました。

箭弓稲荷神社は「やきゅう」と読みます。稲荷としては大きな神社です。712年(和銅5年)の創建。祭神は、保食神の宇迦之御魂神と豊受比賣神。これは、境内社で、独特の雰囲気があります。

1030年(長元3年)、野久稲荷神社への願が叶って平忠常を討伐した源頼信が社殿を建造し「箭弓稲荷大明神」と讃えて以来、武士の庇護を受ける神社となります。「野久」は「箭弓(矢弓)」の意と解釈されます。791年(延暦10年)坂上田村麻呂が箭弓稲荷から矢を授かったという伝説もあるそうです。狐さんが矢を咥えているのはそのためです。

穴宮稲荷(団十郎稲荷)は、7代目市川団十郎が宇迦之御魂神を祭る石祠一社を1821年(文政4年)に奉納。お穴様と呼ばれる穴宮神社で、技芸向上に励む人々から崇敬されています。

狐さんは、技芸の神ですから当然のことながら白狐です。

境内のここかしこに狐さんがおられます。人相の悪い怖い狐さんじゃなくて、天然に生きる狐さんを活写してるようです。

でも …、やきゅうをもじって、「やっくん」と「きゅうちゃん」の「縁結びの狐」の像は …、商売っ気なんでしょうが、マーケティング不在、愛嬌がありません。

これも、やきゅう(野球)をもじったバットの絵馬。野球人の崇敬を集めるとはいえ …、こう茶目っ気がないと信仰心を傷つけませんか?

本殿は1715年(正徳5年)、幣殿は1811年(文化8年)拝殿は1835年(天保6年)の造営。創建1300年のお社に相応しい見事な彫刻が施されています。瓦も見事です。

この神社を訪れて良かったと思ったのは、拝殿の彫刻です。堂々たる龍の父子。剣を鍛える刀工。武人の崇敬を集めたお社ですね。

獅子も鳳凰も力動する姿が巧みに彫り上げられています。いい仕事してますね〜。境内の記念会館にも彫刻が施されていて、お社の勢力が窺われます。

帰り際に、振り返るとお嬢さん達がお祈りしておられました。良い神社なのですが …、スッキリしません。厳かでも華やかでもお茶目でも無い。神道には教義も信念は要らないのかも知れませんが、神社経営には理念が不可欠だと思われます。歴史ある神社であることに胡坐をかいているだけの不遜さだけが目につきます。
驚いたのは、境内の胸像。箱根駅伝第一回出場の山口六二郎という方で、「我らは人類の駅伝選手である」というお言葉を残されたそうです。人類でないとすればお狐さんだったのでしょうか?(あまりにも凄いものなので、写真をお見せするのは止めておきます)
このお社は、境内のボタン園もとても有名です。観光名所なのですが、だからこそ神社としての根本を忘れてしまっているようです。

口直し(目直し?)に、川越の熊野神社にお参りしました。観光地の頑張る人寄せ神社らしい佇まいです。社殿の土台に腰かけているご婦人もそれらしい風情ですよね。

手水舎のちょっとした工夫。感性を感じますよね。

参道は裸足で踏んで足壺を刺激する健康促進の路になっています。

足壺の解説付きです。こういう大真面目ぶったお茶目さが、マーケティングですね。マーケッター生禿としては、心洗われる想いです。

振り返ると可愛いお嬢さんがお参りしていました ← お嬢さん遊ぼうよ〜〜〜 ← 商売っ気のお社はこうでなくっちゃイケマセン。ありがたや!(^^)!

箭弓稲荷神社は「やきゅう」と読みます。稲荷としては大きな神社です。712年(和銅5年)の創建。祭神は、保食神の宇迦之御魂神と豊受比賣神。これは、境内社で、独特の雰囲気があります。

1030年(長元3年)、野久稲荷神社への願が叶って平忠常を討伐した源頼信が社殿を建造し「箭弓稲荷大明神」と讃えて以来、武士の庇護を受ける神社となります。「野久」は「箭弓(矢弓)」の意と解釈されます。791年(延暦10年)坂上田村麻呂が箭弓稲荷から矢を授かったという伝説もあるそうです。狐さんが矢を咥えているのはそのためです。

穴宮稲荷(団十郎稲荷)は、7代目市川団十郎が宇迦之御魂神を祭る石祠一社を1821年(文政4年)に奉納。お穴様と呼ばれる穴宮神社で、技芸向上に励む人々から崇敬されています。

狐さんは、技芸の神ですから当然のことながら白狐です。


境内のここかしこに狐さんがおられます。人相の悪い怖い狐さんじゃなくて、天然に生きる狐さんを活写してるようです。

でも …、やきゅうをもじって、「やっくん」と「きゅうちゃん」の「縁結びの狐」の像は …、商売っ気なんでしょうが、マーケティング不在、愛嬌がありません。

これも、やきゅう(野球)をもじったバットの絵馬。野球人の崇敬を集めるとはいえ …、こう茶目っ気がないと信仰心を傷つけませんか?


本殿は1715年(正徳5年)、幣殿は1811年(文化8年)拝殿は1835年(天保6年)の造営。創建1300年のお社に相応しい見事な彫刻が施されています。瓦も見事です。


この神社を訪れて良かったと思ったのは、拝殿の彫刻です。堂々たる龍の父子。剣を鍛える刀工。武人の崇敬を集めたお社ですね。


獅子も鳳凰も力動する姿が巧みに彫り上げられています。いい仕事してますね〜。境内の記念会館にも彫刻が施されていて、お社の勢力が窺われます。

帰り際に、振り返るとお嬢さん達がお祈りしておられました。良い神社なのですが …、スッキリしません。厳かでも華やかでもお茶目でも無い。神道には教義も信念は要らないのかも知れませんが、神社経営には理念が不可欠だと思われます。歴史ある神社であることに胡坐をかいているだけの不遜さだけが目につきます。
驚いたのは、境内の胸像。箱根駅伝第一回出場の山口六二郎という方で、「我らは人類の駅伝選手である」というお言葉を残されたそうです。人類でないとすればお狐さんだったのでしょうか?(あまりにも凄いものなので、写真をお見せするのは止めておきます)
このお社は、境内のボタン園もとても有名です。観光名所なのですが、だからこそ神社としての根本を忘れてしまっているようです。

口直し(目直し?)に、川越の熊野神社にお参りしました。観光地の頑張る人寄せ神社らしい佇まいです。社殿の土台に腰かけているご婦人もそれらしい風情ですよね。

手水舎のちょっとした工夫。感性を感じますよね。

参道は裸足で踏んで足壺を刺激する健康促進の路になっています。

足壺の解説付きです。こういう大真面目ぶったお茶目さが、マーケティングですね。マーケッター生禿としては、心洗われる想いです。

振り返ると可愛いお嬢さんがお参りしていました ← お嬢さん遊ぼうよ〜〜〜 ← 商売っ気のお社はこうでなくっちゃイケマセン。ありがたや!(^^)!