「戦略思考トレーニング3 柔軟発想力」 鈴木貴博 2014年 日経文庫
読み物として面白いので、このシリーズは百円なら手に取ります。今回も、電車中読書としては、期待通りに面白い。 以下は、この本の要約と引用です。
《4. 異業種の目を借りる》
異業種から転職してきた社員の提案に耳を傾ける。但し、この報告制度の賞味期限は半年。
門外漢から意見されると、反発しがち。「もっと聞かせてください」を習慣にする。
優秀なプログラマーは、「ぼー」としている時間が長い。打鍵時間ではなく、考えている時間こそが本当に仕事をしている時間。
《5. 外国の常識は日本の非常識》
欧米では、会員価格と通常価格の差が大きい。なので、会員カードの提示率が高い。
《6. 左脳を鍛えて原因を分解する》
問題の構造を図式化したり、リスト化する能力。論理構造を書き出すと論理思考が作動し始める。
ビッグマック指数は、購買力平価で見た通貨レート。様々なモノやサービスの価格が織り込まれている。先進諸国で同じ商品が売られている。
マンホールの形が丸いのは、穴にマンホールの蓋が落ないため。
《7. 知識を増やせば常識も広がる》
頭が固くなるのは、毎日同じ経験ばかりしているから。
《9. 柔らか頭を持続させる》
競合も含めて最も売れる売場にする小売店への棚割提案システムは、No1企業だけが利益につながる。
コンビニエンスストアは米国発祥。ところが、米国の都市部ではコンビニエンスストアは発展していない。ウォルグリーンズやCVSという名前のドラッグストアが、コビニエンスストアの顧客を奪って発展した。