八国山たいけんの里の講座「縄文人の植物利用」を聴きに行きました。
多摩湖(東京都)はどんより曇って、すごい湿気です。
講座は縄文人が食べた植物についてのお話です。講座の後で、下宅部の遺跡公園に行き、実際の植物を見て歩きました。
ニワトコは、お酒の原料になりますが、縄文時代にお酒を造る技術があったかどうかは疑問。呪術に使われた可能性はあるのだそうです。
コナラの木には、樹液を吸う虫が集まってきます。蜂がブンブン飛んでいました。
クヌギの樹液は発酵してお酒になるそうです。虫もお酒が好きで寄ってくるんですって。
オニグルミは自生するものよりサイズが大きくなっており、管理栽培されたと考えられます。中の実の殻はとても硬く、昔はスタッドレスタイヤに使ったいたそうです。
スダジイも生で食べられる木の実です。
豆は縄文人のもう一つの主食。栽培種は、野生種よりかなり実が大きくなっています。大きな実をつけるものを選別する方法は、種を深く撒くこと。小さい種は芽が出ないからだそうです。発酵させて納豆として食べていた可能性もあると考えられているそうです。