東博は4月1日から入館に予約が不要となりました。年パスを持っていれば、何度でも出入り自由。東博のロッカーに荷物を預けて(ロッカーは無料)、身軽になって動物園に行ったり、昼食を食べるために戻ったりすることができます。ポットを持参し、上野駅の売店で三百円のおにぎり弁当を買って食べる、いつもの日常が戻ってきました。私は貧乏人なので、とても助かります。
 科博でも同じことができますが、荷物置場とランチ場としては、東博の方が落ち着けます。良かった!

 女房は「貧乏臭いことはやめて好きなものを食べて」と言いますが、特に食べたいものがない時には(たいていはそうです)、五百円以上の外食は「もったいない」。憲法にも保証されている「健康で文化的な最低限度の生活」はしたいですが、「豊かさ」というのは衣食住の物質では無い。そういう豊かさしか求められない「貧しい」人間にはなりたくない、を自負しています。

20220401Ps131
 我家で花見といえば、狭山湖か東博(東京国立博物館)です。午前中は曇りなのでお庭に出るのは後にして、まずは平成館の考古室から。

20220401Ps001
 深鉢型土器(新潟-布目/縄文前期)。北海道から東北に分布する円筒土器。縄の模様がいかにも縄文です。

20220401Ps004
 土面(青森-亀ケ岡/縄文晩期)。亀ケ岡らしい?宇宙人風の顔です。

20220401Ps012
 犬歯製垂飾(縄文後期/岩手県)。ツキノワグマの犬歯のネックレス。恐ろしくも強い熊の力にあやかりたかったのでしょう。

20220401Ps015鹿角製垂飾
 鹿角製垂飾(縄文後期/岩手県)。同じ貝塚から鹿の角のネックレスも出ています。こちらは素早さの象徴でしょうか。

20220401Ps017
 埴輪 船(宮城県-西都原古墳)。外洋を航海する大型の準構造船です。

20220401Ps020
 ガラス椀(大阪府-安閑陸古墳)。ササン朝ペルシャで作られた吹きガラスの切子ガラス(カットガラス)。正倉院宝物にもあります。

20220401Ps027挂甲の武人
 埴輪 挂甲の武人(群馬県-上芝古墳/古墳時代)。刀を抜かんとする姿は、埋葬者を護るものでしょう。

20220401Ps031
 大刀を佩く男子(茨城県-マイゴオ)。ふっくらとした兵士ですね。貴族なのかな?意地悪そうな顔をしてるし。

20220401Ps034陶棺
 陶棺(岡山県-平福/古墳時代)。陶棺は岡山県でよく作られたそうです。仏のような人が馬を従えている構図は、仏教の影響とされています。

20220401Ps038
 埴輪 頭巾を被る男子。企画展「保存と修理」で展示されていたもの。悲しい優しさが印象に残ります。

 本館に移って仏像を見ましょう。

20220401Ps044
 阿弥陀如来坐像(鎌倉時代/静岡-順生寺)。作風は運慶に通じるとのこと。立派な顔ですね。

20220401Ps047大日如来
 大日如来坐像(平安時代)。細身の体つきや衣文は平安後期の特色です。

20220401Ps050千手観音
 千手観音菩薩坐像(南北朝時代)。角張った顔は中国明朝の特徴を取り入れたもの。

20220401Ps053
 四天王立像(鎌倉時代)。鎌倉時代初期に再興された東大寺の像に似せて作られました。

20220401Ps055踊る人々.JPG
 埴輪 踊る人々(埼玉県-野原古墳/古墳時代)。大好きな埴輪です。アフォリズムの原点?です。

20220401Ps062 20220401Ps063
 寒くて曇っているので、流石の桜の名所も人影は疎ら。桜の季節は、花見目的で東博を訪れる人も少なくないのですが。

20220401Ps067 20220401Ps091
 曇り空の桜は、どこか儚げです。

20220401Ps104 20220401Ps672
 枝垂れ桜が今年も綺麗に咲いています。今が見頃ですが、この強い北風で少し散るかもしれませんね。

20220401Ps122 20220401Ps126
 法隆寺宝物館の前の桜。東博の中では、この桜が一番好きです。

20220401Ps131
 ポンペイ展は長蛇の列。通常展も面白いヨと言いたいのだが … 時間がないので上野公園に行きましょう。