試験レポートに向けての個人指導。学期末に近づくと1日4人のペースになります。

 試験課題は「あなたがやりたい事業/商品の設計」。その相談なので、事前にどんな事業/商品なのかは不明。かつ、何をやるかは学生の自由。個人面談なので、一対一の真剣勝負になります。具体性のある的確な助言ができるかどうか。しかも、相手はそれなりに関心を持って調べているのです。一方向で好きなことを喋ている講義なんぞは「アホでもできる」が、個人指導はそうはいきません。だから、事前にテーマがわかっている研究の相談ならいざ知らず、ビジネスに関する出たとこ勝負の個人指導が「出来る」大学の先生はほとんどいません ← そんなことができるなら大学の先生なんかやってませんよね!という訳で、私はこの個人指導、緊張感のある真剣勝負が大好きです。これぞ、私が大学で教えている意義なんですから。

 それにしてもくたびれます。講義を1コマやるよりも、個人指導を一人やる方が疲れます。それを4人。講義も一コマやるので、一日が終わるとヘトヘトです。

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 個人指導の合間に息抜き。キャンパス下に流れる川に架かる橋からみた紅葉。今年も綺麗に色づき始ました。

 大学の薬草園にもぶらり。

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 ヨウシュチョウセンアサガオ(マンダラ|茄子科/用途:弛緩)は、有毒植物。だから薬にもなります。毒=薬ですからね。

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 胡椒(胡椒科/用途:健胃)。言わずと知れた「胡椒」です。昔は薬膳の材料でもあったんです。

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 温室の水槽。睡蓮の花も終わり、水面が広くなりました。すると天井が映って、部屋の中を、というか天井を大きな金魚が泳いでいるように見えるから可笑しい。

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 薬学部の事務所と講師の控え室がある事務所-研究棟。以前は教員食堂やこじゃれたカフェがあったのですが … 今は素っ気ないフロアで個人指導をやらなければなりません。一方向な知識の押しつけではなく双方向の対話が大切、というのは文科省の馬鹿役人に押し付けられたお題目。大学もそれに取り組む意思なんぞは完全無欠に無く、それが証拠に個人指導のスペースも確保してくれません。そんなことにメゲるような弱い人間ではないので、ガンガンやり抜きます。

 ありがたいことに、学生もそういう姿勢を評価してくれています。嬉しい!もっと嬉しいのは、今年の学生のやりたい事業がなかなか奥深いこと ← 感動です! 教師冥利に尽きるとは、このことです。懸命に務めてまいります (^^♪

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 という訳で、大学を出たのは夜。家に帰る前に夕食を。体力回復にと、コスパでガッチリのサイゼリアへ。メインは、ハンバーグとチョリソーにミラノ風ドリア。グルーンサラダと田舎風のミネストローネをつけて … 満腹 (^O^)。エネルギーが充填されました。