女房と西アジア考古学会の講演会へ。会場は古代オリエント博物館のあるサンシャインビル。久しぶりの池袋(東京都)です。
10時前のサンシャインビル。マック以外は開店前で、閑散としたシャッター通りです。
講演の内容を簡単に紹介すると、植物考古学では、[栽培/農耕 × 気候 × 人口]で利用できる植物=食べていた植物が変わるという話。西アジア考古学の意義については、文明というものが[気候→飢餓/移民ー感染ー紛争]の皆殺し合い連鎖の歴史であり、それを第三者の眼で(今のこの場の事実と同じだが、それを冷静に見つめることは難しいので)どう見据えるかだ、と聞こえました ← 私個人の感想です。
半額割引の券を貰ったので、古代オリエント博物館へ(女房は会員なのでフリーです)。
ヒンドゥー教は、紀元前1500年頃にインドにやってきたアーリア人の信仰・バラモン教から発展したと考えられます。聖典「ヴェーダ」では、軍神インドラ、炎の神アグニ、創造の神ブラフマーが崇拝されていました。インド各地の土着の神々(シヴァ、ドゥルガー)、英雄(クリシュナ)の物語が取り込まれ、さらにバクティやタントラの思想が加わり、ヒンドゥー教はインドの民族宗教となりました。
ガネーシャはシヴァとパールヴァティーの息子、知恵と学問の神。入浴中にシヴァに悪戯されていたパールバティは、ガネーシャを見張りに立たせた。困ったシヴァはガネーシャの首をはねてしまう。パールヴァティーは怒り、慌てたシヴァは、ガネーシャの頭を探すが見つからず、通りかかった象の頭を代わりにつけた、というのが像の頭になった理由とか。